ドキュメンタリー映画「徘徊」:認知症の母と娘の日々を描いた作品
久しぶりの「こころを描いたこんな映画」のコラム。
どうしても伝えたくなって取り上げたのが、今回、思わずこころ揺さぶられた映画「悲しみに、こんにちは」
何が起きているのか、よくわからない、でもママは死んだ・・・らしい・・・詳しいことはよくわからないまま、大人たちが家を片付け、主人公のフリダは遠く離れたおじさんの家に連れて行かれた・・・。
主人公のフリダ自身にもよくわからないまま、いろいろな出来事が動いていく。見ている私も途中まで、なんとなく判然としないまま進んでいくストーリーに何か不安やいらだちを感じていました。
でも終盤、フリダが何が起きているのかを飲み込めた時、「あぁ、そうかあのいらだちとどう展開していくのかわからない物語に感じた不安は、フリダの気持ちそのものだったんだ」と気づかされました。
やられましたね、見終わってみると本当に心揺さぶられて、最後のエンディングなんてフリダと自分が重なってしまい、「それでいいんだ・・がんばれ!」と涙があふれてしまいました。あぁ、ネタバレにさえならなければ、この気持ちの動きをぜひとも詳しく皆さんにお伝えしたい!
・・・残念ながら詳しくは書けませんが、幼い少女が人生の試練に立ち向かう苦悩と悲しみと成長を描いた作品としてぜひおすすめしたいです。
それにしても子役の二人の本当に可愛いこと、純粋なこと。そして試練に苦しんでも立ち直って生きる力のまぶしいこと!
興味が湧けば、ゼヒ!