「白い巨塔」「とと姉ちゃん」で欠かせない存在感!唐沢寿明さんの著書「ひとり」
今回読んだ本はこれ
どうやら東京オリンピックに野球が復活しそうですね。野球とくれば、私の年代は王・長嶋の時代。と、言うことで長嶋さんに敬意を表して、「野球は人生そのものだ」を読ませていただきました。
長嶋さんは、アテネ五輪の日本代表チームの監督として活動を始めた2004年、突然脳梗塞に倒れられました、直後は生死の境をさまよいながらも、見事に復活し、右半身に麻痺は残るものの、今回の授賞式でも元気な姿を見せてくれました。その長嶋さんの幼少期から立教大学時代、巨人に入って大活躍をされていた全盛期、引退し監督を引き受けいろいろな体験をされたことがご本人の生の言葉で語られています。
長嶋さんと言えば、独特の語り口や数限りないエピソードが有名ですね。
私の知る限りでも 「失敗は成功のマザー」「ネバーギブアップしちゃいけないんですね(あきらめちゃいけないという意味でしょうか)」 「(60歳になった時に)今日初めて還暦を迎えまして・・・」「アイム失礼」「いやぁ興奮を通り越してエキサイティングしました」「サバという漢字は、フィッシュにブルーと書くのかな?」「う~ん、この試合は1点でも多くとった方が勝ちでしょう(当たり前!)」「HOW OLD おいくつ?」「(外国の空港を出てから)うわぁ~外車がおおいなぁ!」・・・・・などキリがありません。
その長嶋節が絶好調の文章もあり、とても面白く読めました。
<・・・(小学生の時)運動神経抜群で、運動会はいつも一等賞。投げること、走ることはもう抜群で、競争したら近所の「ポチ」にも負けないので、「ポチ」というニックネームもあったほどだ。・・・>面白いですね~やはり。天性の明るさや前向きさもあるのでしょうが、彼の凄いところは50年以上も前から、いまでいう「メンタルトレーニング」を実践していたことです。
有名な天覧試合の前に<・・・独自のメンタルトレーニングはしっかりやっていた。
(プレーが不振の時)最寄りの駅でありったけのスポーツ紙を買ってきて、一面のトップ記事をひろげ、自分で大見出しを書き込んだ。赤・青・黄色・緑のマジックで「長嶋サヨナラ本塁打」「長嶋逆転満塁本塁打!」と大きく書き込んでいく。白黒の新聞にカラーで派手に殴り書きをした。「天覧試合でサヨナラ打」と書き、監督談話もつくった。「水原監督の話 長嶋の一発に尽きる。さすがはゴールデンルーキー。歴史に残る一発だ」。この創作新聞が現実のものになるとは、プラス思考のイメトレ効果は絶大である。>
などなど興味深い話題もありますよ。人間やはり考え方はポジティヴな方がよいですね。
とはいえ、やはり日本のプロ野球の永遠のスター、色々と歴史の裏側の秘密の話や歴史とともに生きてきた栄光の数々は並大抵の努力では成し遂げられなかったことも伝わってきます。野球好きな人も、そうでない人も、巨人ファンの人も阪神ファンの人も、一度目を通してみては?長嶋さんの人柄が伝わってくる本でした。
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