障害者施設での虐待を描いたTVドラマ「聖者の行進」
今日取り上げたDVDはこれ
「ブリッジ」とはアメリカの金門橋「ゴールデン・ゲイト・ブリッジ」のこと。この橋がなんで「自殺」と関係あるのか、というと、この橋からの飛び降り自殺が大変多いことで有名だからです。
「自殺」をテーマにしたこのDVDを取り上げるのはどうかな?と正直思ったのですが、特典映像の中で監督が語った言葉をここで紹介します。
この映画の監督で、「不都合な真実」「ダーウィンの悪夢」などの社会派ドキュメンタリーを撮られてきたエリック・スティール監督は「・・・・アメリカでは自殺の人数は非常に高く、実際自殺は殺人の2倍起きているんだ。だが人々は、自殺が少ないと思い込んでいる。それは自殺が社会問題としてあまり語られなかったからだ。だから問題提起した」と言う趣旨のことを述べられています。
確かにこの映画の中では、金門橋の橋げたの近くで、何度も逡巡しながら歩き回り、ためらいがちながら、しかし意を決したように橋げたに足をかけ乗り越え、そしてしばらくのち、一気に70メートル近く下の水面に身を投げる様子がそのまま映し出されています。・・・・そしてその身を投げた方々の両親や知人のインタビューをそのまま載せ、その人の死に至る家庭と、周囲の苦しみを描いています。
そんな瞬間を遠くから狙いを定めてずっとカメラで追っていた、と言う点にひっかるところはありますが、しかしおかげでショッキングではあるものの社会への問題提起としては非常にインパクトのある作品に仕上がっています。
さて、アメリカだけでなく日本でも自殺の問題は大変深刻になっていますが、少しでもためらっている間に、周囲が声を変え、手を差し伸べ、医療へつないだり、相談に乗る社会状況になることが大切でしょうね。
微力ながら、私たち心理関係者も自殺問題には目を向け、手を差し出す準備を常に怠らないようにしたいと思わされた作品でした。
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