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ADD/ADHDの方のためのライフハック<12> 必要な物を失くしてしまわないためには・・

岸井謙児

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テーマ:ADD/ADHDの方のためのライフハック

さて、これまで片付けるために必要な覚悟を決めて、
とにかく「3つ捨てる」ことから始めてみましょう、と
片付けのコツについて紹介してきましたが、
しかし気が付いたら必要なものまで失くしてしまうことも。

何でも捨てれば良いというものでもなく、大切なものはなくしてしまわないようにすることが必要です。

例えば、さぁ出かけよう、という時に限って携帯が見当たらなかったり、
部屋を出る前にカギが見当たらない、なんてことは良くありますね。
だから大切なもの、必要なものはやはり管理していかねばなりません。

そのコツの一つは、「モノの置き場所を決める」ということ。

1)「携帯はここ、カギはここ、財布はここ」と置き場所をはっきり決める。
  そして外出から帰ったら、とりあえずカバンから出して、それぞれの置き場所に置く癖をつける。

  これだけで大分違いますよ。
 そして寝る前にはもう一度、所定の場所に所定の物があるかどうか確認!
  めんどうなようですが、これをするだけで明日出かける前にアタフタすることがなくなります。

  カバンの中にいれっぱなしにしているから、
  次の日違うカバンを使うと必要なものが行方不明になるのです。
カバンから出す

二つ目のコツはとにかく「見える化」すること。

2)例えば引き出しなどを使う場合は、引き出しの正面に「ハンカチ」「ティッシュ」「文房具」などと紙でハッキリ掲示しておく。
 
  中に何が入っているかわからないと開けても、必要なものが見つかりません。
  できれば「自分用」は「赤」、「子供用」は「青」などと色で分けておくとさらにわかりやすいです。

  ADD/ADHDの方はワーキング・メモリーが弱いことが多く、すぐにしまった場所を忘れがち。
  ですから、日々必要なものは
   ア) できるだけ「目の高さ」の保管場所に
   イ) 名前をつけてしまって、できるだけ「見える化」しておきましょう。
   ウ) さらに個人個人の色を決めて「色分けをする」はオススメです。 
      一目見ただけで誰の保管場所かわかりますからネ。

さて、それでも忘れてしまいがちなものはどうすればいいか?
それについては次回!

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岸井謙児
専門家

岸井謙児(臨床心理士)

カウンセリング・オフィス岸井

カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

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