大切なことは絵本から学んだ ③ 「いろいろあっても あるき つづける」
いや~春になりましたね、あったかくなってきました。
考えてみれば、もう3月も半ばを過ぎて、4月になろうとしているのですからね。
春はこの時期になると、毎年きちんとやってきます。
今年もきましたよ、花粉症とともに・・・・。
あんまりオシャレな前フリではなかったですが、今回紹介するのは、この絵本
この絵本「根っこのこどもたち 目をさます」は、春とお花についての絵本です。
“冬のあいだじゅう、木々は、はっぱを おとしています。
かぜはつめたく、のはらや はたけでは、草たちも 枯れはてています”
いや、ほんと、冬の間はほとんど枯れたかのようになっている木や草たちですが、
春になると、誰が教えたわけでもないのに・・・
“・・・じめんのしたでも ふしぎなことが おこりはじめていたのでした。
それまで、ぐっすり ねむっていた 根っこのこどもたちを
土のおかあさんが、おこして あるいていたのです・・・・
「さあ、おきなさい。春がきますよ。
しごとを はじめなくては いけません」”
目をさました根っこの子供たちは眠い目をこすりながら、自分のしごとをはじめたのです。
女の子のしごとは、
あかや きいろや あおや しろや オレンジや スミレいろの生地で春の服をつくること。
男の子のしごとは、
ねむっている カブト虫や テントウ虫、バッタやハチやホタルやコガネ虫たちの目をさましてやり
それから、虫たちのからだを、よくあらい、ブラシをかけ、
そのうえに うつくしい春のいろを塗ってやることでした。
そうか、こうやって春はくるんだな。
土のお母さんと根っこの子供たちが春の目を覚ましてくれているんだ。
春の秘密をそっと教えてくれたようで、
誰にも秘密にしておきたいけれど、
絶対宝物のように大切に守っておきたい、
素敵な大人の絵本です。
♡♡ こんな絵本も素敵です ♡♡
「きゅうり」じゃないぞ、おれは「へちまのへーたろー」
勇気を出して、今だ!!「とべ バッタ」
よし!、ゴンちゃんはかくごをきめて・・「せーの、ジャンプ!」