ADD/ADHDの方のためのライフハック <2> ~ホワイトボードは役に立つ!~
さて、今回は「ADD/ADHDって何のこと?」、その③「多動性・衝動性」について。
(今回初めて読まれる方は、一昨日・昨日のコラムをお読みください。)
ADHDの診断基準の2つ目に「多動性および衝動性」というのがあります。
これについて具体例をあげながら説明して行きます。
1)足をそわそわ動かしたり、もじもじ動いたりしてじっとしていない
2)席についているのが苦手で、離席しがちだ
3)落ち着かず走り回ったり高いところに登ったりする
4)静かに遊んだり活動するのが苦手
5)まるでエンジンで動かされているように、落ち着かず、動き回る
6)しばしばしゃべりすぎる
7)順番を待つのが苦手
8)会話に割り込んだり、他人に聞かれた質問もすぐに答えてしまう
などなどが多動性・衝動性の具体例ですが、あなたはどうですか?
マシンガン・トークと言われるようにずっとしゃべりまくったり、
テレビのリモコンを片時も離さず、人が見ていようが構わず、どんどんチャンネルを変えてしまう、
「動いていないと死んでしまう」ように忙しく動き回ってじっとしていない、
車の運転していてもあちこちに気が散って危ない、と言うようなところが
6つ以上、少なくとも半年以上つづくようなら、多動性・衝動性の症状が当てはまるかも。
「不注意」「多動性・衝動性」の両方を持ち合わせるタイプの人もいれば、
「不注意が優勢なタイプ」「多動性・衝動性が優勢なタイプ」と人によって違います。
その中で「不注意が優勢」なタイプの人を、ADDと呼ぶことがあります。
もっともこのような症状があっても、原因は別の疾患であることも考えられますので
心配な方は一度病院で診察してもらった方が良いと思います。
自分だけで診断した場合は、かなりの確率で違っている場合がありますから。
「ADD/ADHD」についてお分かりになられたでしょうか?
今後このコラムでは、
こういうタイプの方が、日々の仕事や活動をこなしていくための工夫・ライフハック(仕事術)を
紹介していきたいと思います。