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ADD/ADHDの方のためのライフハック<6>~ADD/ADHDって何? ③「多動性・衝動性」~

岸井謙児

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テーマ:ADD/ADHDの方のためのライフハック

さて、今回は「ADD/ADHDって何のこと?」、その③「多動性・衝動性」について。
(今回初めて読まれる方は、一昨日・昨日のコラムをお読みください。)

ADHDの診断基準の2つ目に「多動性および衝動性」というのがあります。
これについて具体例をあげながら説明して行きます。
1)足をそわそわ動かしたり、もじもじ動いたりしてじっとしていない
2)席についているのが苦手で、離席しがちだ
3)落ち着かず走り回ったり高いところに登ったりする
4)静かに遊んだり活動するのが苦手
5)まるでエンジンで動かされているように、落ち着かず、動き回る
6)しばしばしゃべりすぎる
7)順番を待つのが苦手
8)会話に割り込んだり、他人に聞かれた質問もすぐに答えてしまう

などなどが多動性・衝動性の具体例ですが、あなたはどうですか?

マシンガン・トークと言われるようにずっとしゃべりまくったり、
テレビのリモコンを片時も離さず、人が見ていようが構わず、どんどんチャンネルを変えてしまう、
「動いていないと死んでしまう」ように忙しく動き回ってじっとしていない、
車の運転していてもあちこちに気が散って危ない、と言うようなところが
6つ以上、少なくとも半年以上つづくようなら、多動性・衝動性の症状が当てはまるかも。

「不注意」「多動性・衝動性」の両方を持ち合わせるタイプの人もいれば、
「不注意が優勢なタイプ」「多動性・衝動性が優勢なタイプ」と人によって違います。

その中で「不注意が優勢」なタイプの人を、ADDと呼ぶことがあります。

もっともこのような症状があっても、原因は別の疾患であることも考えられますので
心配な方は一度病院で診察してもらった方が良いと思います。
自分だけで診断した場合は、かなりの確率で違っている場合がありますから。

「ADD/ADHD」についてお分かりになられたでしょうか?
今後このコラムでは、
こういうタイプの方が、日々の仕事や活動をこなしていくための工夫・ライフハック(仕事術)を
紹介していきたいと思います。
ADHD-2

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岸井謙児
専門家

岸井謙児(臨床心理士)

カウンセリング・オフィス岸井

カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

岸井謙児プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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