片足立ちが出来ないのは、体幹が無いから? ②
こんにちは、姿勢トレーナーの八巻です。
今回は、ちょっと前にニュースで見たある話題についてです。
学校では私どもの時代ももちろんありましたが、
掃除の時間がありますね。
その中で、床を雑巾がけすることについて、賛否があるといいます。
まあ、最近は何でも「SNSで賛否」というような感じでやりがちですが、
たしかに今時雑巾がけなんか、特に家ではしませんよね。
今更何で学校だけこんな事するの?と考える人がいるのも無理はないでしょう。
ただ、それをすると心がどうこうという精神論もまた違うとも思いますが・・
ただ私的に雑巾がけは、成長期の段階での体づくりの面で
とてもいい動作だと考えています。
雑巾がけ=四つん這いは最良の体幹トレーニング!
おおまかに一言で言うなら、「足腰を鍛える」「体幹を鍛える」
のにすごくいいトレーニングなんですね。
まず四つん這いで進むという動作が、
脚を後ろに蹴って前に体を進ませる動作を鍛えるのにすごくいいんです。
最近はその能力が低く太もも後ろの筋肉が弱い人が多いですが、
これを一番効果的に動作として鍛える事が出来るのが四つん這いの動作なんですね。
あとは、腕で体を支えるので肩回りの安定性も増してきます。
ボルダリングの競技をみていると、上に登っていく時の動作って
四つん這いで歩く時の姿と変わりません。
手でつかみ、脚で体を押し上げていますよね。
脚で体を進める力と、体を支える筋力が相当養われます。
ボルダリングはなかなか力もいりますが、
雑巾掛けならそこまで力もいりませんが、同じような筋肉が鍛えられるんですね。
これからは雑巾がけが掃除として必要かで考えるのではなく、
それこそ体育の授業などでやるといいかもしれません。
床をきれいにする方法は、他にもあります。
心を鍛える方法も、他にあるでしょう。
体幹を鍛える方法も他にもあるでしょうが、
一番効率よく、子供にも出来る簡単な動作で体幹を鍛える方法として、
雑巾がけは最もおすすめしたいと、
トレーナーという立場から申し上げておきます。