1日1分!女子力向上マナー2≪好感をもたれる美しい所作≫
【遠くに行くには、必ず近きより】
ホテルに長く勤務したお蔭で多くの友人・知人に恵まれたことは幸運でした。
今では定年後におけるセカンドライフの生き方や独立・企業への指南書も多く発行されていますが、私の頃はほとんどなかったように思います。
従って全てが「自分流」ですが、それだけに不安も多いものです。
そこでまずすでに独立している色々な友人や知人の話を聞くことにしました。
中でも目標にしていた大先輩はホテル業界に長年勤務して、独立して経営コンサルタント、キャリアコンサルタントとして活躍していました。
相談を持ち掛けたところ、大変親身に接して下さり、お蔭で幸先のいいスタートを切ることができた気がします。
「千里の道も一歩から」といわれるように、最初の一歩は大事ですが、独立ということは今までと異なり、多少なりとも周囲へ影響を及ぼします。
従って自分の身近な人に事情を説明し、理解していただき、味方になっていただくことに専念したことが功を奏したということです。
自分では全然思いつかなかった有益なアドバイスを頂いたり、心強い人を紹介していただいたりして大きな力を得ることができ、改めて日頃の人間関係がいかに大切かということを、身をもって知ったわけです。
ちなみにシニア世代は若者にはない長年の人脈があります。
取引先との太いパイプもあれば、同業他社との豊富なネットワーク、ファン客、さらに友人・知人などなど・・・。
いずれも気心が知れた人であり、長年の知識や知恵や経験を有する人で、その人たちを味方に付けるということは大変心強くなります。
起業の指南書などではあまり触れられていませんが、この力は大きな助けになることは確かです。
先ずは一番身近な伴侶、家族、そして友人、知人を味方につけて下さい。
次の周囲の多くの人の声を聞くことは大切です。
身内や親友の意見も大切ですが、意外に緩やかな知人・友人が有益な情報をもたらしてくれることがあります。
特にシニア世代はなんだかんだと言っても「年は年です」。
いつどんなことが起きるかは分かりません。
いざという時に助けになってくれる人を身近に用意しておくことです。
指南書には書かれていないことですが、独立・起業を考えている人は、特に日頃の付き合いを大切にしてください。
次回は友人・知人を味方につける方法について触れてみます。