マナーうんちく話53≪接客の歴史と社会貢献≫
管理者として、職場のいじめを軽く見ないでくださいね。
いじめは非常に深刻で被害は瞬く間に大きく拡散するもので、早期発見、早期対策が必要と心がけて下さい。
また職場のいじめは管理者だけで対応できるものでもありません。
組織全体で取り組むべき大事な事柄です。
つまり経営に携わる人の姿勢が問われるということです。
組織として、「いじめに対する姿勢」を明確にすることも必要でしょう。
例えば就業規則に明記するとか、朝礼で全社員に徹底するとか・・・。
社員研修を実施するのもいいでしょう。
定期的にアンケート調査をすることも効果があるでしょう。
さらに「目安箱」のようなものを設けるとか、いじめに関する「相談室」の設置もお勧めです。
いじめは組織全体の問題として捉え、主体的な取り組みが必要だということです。
生産性が低下したり、社員の定着率が低くなったり、欠勤が増えたりしたら、一度いじめ問題を考えてみる必要があるかも。
そして加害者の処分及び、被害者の「心のケア」も忘れてはいけないでしょう。
いつ、どこで、だれが、誰に、どのようないじめやパワハラをしたのか正しく把握しなければいけませんね。
そうしていじめの連鎖を断ち、職場の雰囲気も好転しなければいけないでしょう。
誰でも理解しやすいマニュアルでいじめを明確に規定し、これは「パワハラに該当する」「これはいじめに該当する」ということも具体的に明示するのもお勧めです。
しかし、その前に今まで触れた《良好な人間関係を築ける職場》をまず目指してくださいね。
早い話、いじめをなくするには、職場全体のマナーアップを試みることに尽きると考えます。