マナーうんちく話498≪うかつ謝り≫
地域とは、私たちが日常生活している場であり、交流と助け合いの場だと心得て下さい。
以前は町内会や「向こう3軒両隣」という言葉に象徴されるように、「お互い様社会」としてうまく機能していたわけですが、次第に地域活動や町内会への関心度が薄れ、共同社会としての意味が希薄になってきた感があります。
【足元の地域に居場所を求める】
職場であれば、職場同士の交流や異業種の交流等で前向きな交流がなされていますが、地域においては自治会や町内会における交流がとても大切です。
職場の交流であれば、通信手段を介しての情報のやり取りが主になりますが、地域交流においては、人と人との「直接対話型」に重きがおかれます。
そして交流こそ文化であるといえるでしょう。
お互いの交流から文化が生まれ、育み、継続していく側面があるので、地域交流の必要性を十分認識し、前向きに取り組んでください。
職場では仕事仲間と人間関係を築いていますが、職場という大きな組織から外れた地域は、最初はなじみの薄い部分ですが、今まで遭遇したことのないような《宝物》がいっぱい埋もれている可能性があります。
その宝物が何か?
それを見つけるためにも地域交流は必要で、広く視野を広げて、自ら開拓する必要があります。
営業で取引先を開拓したり、あるいは商品開拓をしたりした手法は大いに役に立つでしょう。
自ら声掛けして、とにかく周囲に多くの仲間を作ることから始めて下さい。
加えて公民館講座を受講するとか、地域団体等へ加入するのもお勧めです。
また、地域との人間関係は職場をリタイアして新たに始めるのではなく、できれば在職中から、できる範囲で前向きに取り組んで欲しいものです。
前向きな気持ちがあれば意外にスムーズにいくと思います。
先ずは近所の人との人間関係です。
常に先手必勝の挨拶を心がけ、それに「和顔愛語」が加われば鬼に金棒ですね。
ちなみに和顔愛語に関しては「マナーうんちく話494《和顔愛語》」及び「マナーうんちく話1532《人生が大きく好転する和顔愛語》」を参考にしてください。
理屈として理解していただくよりは、先ず実行に移してください。
とてもお役に立つと思います。
地域に受け入れられるかどうかは、ひとえにその人が備えている人格だとおもいます。