マナーうんちく話1698《社交辞令にも素敵なマナーを》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:人間関係を良好にするマナー

プライベートシーンでもビジネスにおいても「社交辞令」を言ったり言われたりする場面は多々あります。

例えば打ち合わせで仲良くなった人に対して、「また一杯行きましょう」とか、「食事でも」とか・・・。

また、「お近くにお越しの時はお気軽にお立ち寄りください」と言われる時もあれば、営業に行って「前向きに検討します」とか、「善処します」と言われることがあります。

このように社交辞令とは、人付き合いを円滑にするために、発言した方がいいとされている《決まり文句》なようなものでしょう。

多くは儀礼的な挨拶や誉め言葉が圧倒的に多いと思いますが、内実を伴わないまでも、付き合いを上手に進めるには、はやりあった方がいいと考えます。

でもこれで完全ではありません。

「機会があれば是非お食事でも」とか、「今度是非一杯やりたいですね」というのは、一見マナーに思われるかもしれませんが、実はそうではないと思います。

ではどうする?

「是非お食事でも」とか「一杯やりましょう」と発したら、それを具体的に実現させれば素敵なマナーになります。

でも食事をしたり、飲みに行くつもりがないのであれば、口にしない方がいいでしょう。

その場しのぎは感心しません。

お世辞しかりです。
お世辞は言えないより言った方がはるかにいいと思いますが、たとえお世辞でも、その人の具体的にいいところをしっかり観察し、理解することはとても大切です。

社交辞令は、言われた方も言葉通りに受け取らない方がいいとされている、社会通念上の挨拶で、「外交辞令」とも言いますが、ポイントは社交辞令に終わらせないように、実行に移すことです。

また「お食事にでも」と言われたら、「いつ頃行きますか?」と切り返せば、相手が本気かどうかわかるでしょう。

相手に褒められているのか、社交辞令かどうかを見極めるには、相手が日時や場所など具体性を有しているか否かをポイントにすればいいでしょう。

また相手を褒めるには、同じ褒め方を何回も発するのも効果的だと思います。
参考にしてください。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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