マナーうんちく話1605《「十二支」にはなぜ犬がいるのに猫がいないの?》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:マナーの心得

十二支は龍を除いて、なじみの深い棒物が多いようですが、ペットの中でナンバーワンの人気を誇る「猫」がいません。

なぜ猫は十二支に入っていないのでしょうか?
犬がいるのに、猫がいないのは不思議ですね・・・。

ちなみに猫の現在の飼育頭数は犬を抜いて1000万頭くらいだといわれています。
ペットブームに加え、独居の人が増え続けていること、そして住宅事情や散歩のことを考えるとうなずけますね。

十二支に猫がいない理由がわかる、次のような逸話があります。

ある時、神様が多くの動物を集め訓示しました。
全ての動物に新年の挨拶に来るように申し付けたという内容です。
そして、最初に到着した動物から順に、十二支を選ぶことを伝えました。

十二支に選ばれた動物は、順にその年のリーダーになるわけですね。
今年は戌年ですから、今年は犬が動物たちを仕切るということです。

十二支に選ばれたい思いは同じですから、足の遅い牛や足が速い兎、それぞれいかにして12番以内に入るか工夫しました。

ところが猫は神様に挨拶に行く日を忘れてしまいました。
そこで鼠にいつだったか尋ねたところ、鼠はわざと1月2日と教えました。

元日はあまり出歩かないので無理もない話だと、鼠の話を信用した猫は、一日遅れで神様のところに到着しました。
当然12位以内には入れません。

鼠に猫が騙されて、十二支に入れてもらえなかったわけです。
猫は鼠を追いかけるといいますが、意外にこの辺に原因があるのかもしれませんね。日本だけの話のようですが・・・。

先日カヌー界で、オリンピック予選に勝ちたいために、ライバルの飲み物に、禁止されている薬物を入れた大変悪質な不祥事が報じられました。
全く想定外の出来事に驚くとともに、この話が頭をよぎりました。

「和の国」「礼節の国」として世界に知られて日本で、このような事件が起きたことは本当に痛ましく思います。

そういえばオリンピック招致委員会で、「日本にはおもてなしの文化がある」とプレゼンされた話を聞き感心したことがありました。

しかし、いざ日本での開催が決定すると、早々とオリンピック会場のエンブレムの盗作が話題になり、大丈夫?と思いましたが、それからさらに紆余曲折ありましたね。今度は日本では、思いもかけない事態が生じてしまいました。

政治の世界も、モノづくりの世界でも、スポーツの世界でも、本当にこれでいいの?と心配していた矢先に最高学府で論文のねつ造が発覚しました。
期待が大きいだけに大変残念ですね・・・。

オリンピックの5輪マークはオリンピックのシンボルマークで、それぞれ南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニアを意味しているそうです。

つまり全世界の人が平和な精神のもとにつながろうという意味です。
正々堂々と戦っていただきたいものですね。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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