マナーうんちく話565≪織姫と彦星はなぜ一年に一度しか会えないの?≫
例年より早く各地から雪の便りが届くようになりましたが、11月22日は二十四節気の一つ「小雪」です。
平地でも雪花が舞うようになり冬の到来を実感する頃でもあります。
加えて黄葉が見ごろになり、まさに「山装う頃」です。
先人は美しい紅葉を見に行くことを「紅葉狩り」と表現しましたが、各地で紅葉祭りが盛大に開催されていますね。
ところで日本には世界屈指の年中行事があるといわれていますが、さらに「記念日」も実に1000以上あるといわれています。
中には由緒ある由来のものもありますが、そのほとんどは「語呂合わせ」によるものが多いようです。
11月22日の「いい夫婦」の日もしかりです。
「夫婦がいい関係を築き素敵に輝いてほしい」との願いを込めて約20年位前に制定されたようですが、未婚化、非婚化、会話レス夫婦が増加する中、大切にしたい記念日だと思います。
確かに、結婚して長い月日がたてば、会話やスキンシップも少なくなり、夫婦の絆も希薄になりがちです。
新しいものに取り換える選択肢もあるようですが、できれば修復を試みて頂きたいものです。
そこで仲良し夫婦の共通点や円満な結婚生活のコツに触れてみます。
いくつ該当するかお試しください。
それとともにできることから実践していただければ嬉しい限りです。
〇自分の話を聞いてもらうより、相手の話を聞く
〇相手の嫌いなことを理解している
〇互いに干渉しない時間がある
〇食事は「ともにすること」を大切にしている
〇寝床は同じ
〇ユーモアセンスがある
〇結婚記念日や互いの誕生日を祝うようにしている
〇月に一度くらいは二人でデートする
〇親密なコミュニケーションがある
〇互いに尊重、尊敬しあっている
〇夫婦間で「おはよう」「お休み」「頂きます」「只今」などの基本的な挨拶がある
〇お互いを名前で呼んでいる
〇共通した趣味がある、または互いの趣味を理解している
〇喜びも悲しみも共有している
〇互いに価値観の違いを理解している
〇「ありがとう」の言葉を発する
〇伴侶の血圧や飲んでいる薬などを理解している
〇たまには二人で手をつないだり、腕を組んで歩く
〇相手にわかってもらうより、相手を分かってあげる
〇互いに心配しあい、ケアしあう
〇伴侶に対して思いやりがある
〇伴侶にはできる限り笑顔で接するようにしている
〇自分たちは「仲良い夫婦」だと思う
最後にこれから長い人生を共に歩んでいくわけですが、これからの目標を共有されることをおすすめします。
これからますます寒さが厳しくなってきますが、朝起きて、美味しいコーヒーやお茶を共に頂く相手が存在することは、それだけでとても心が温かくなり、幸せなことではないでしょうか。
結婚の意義はここにあると思うのですが・・・。
折角結ばれた絆をどうか大切に温めてください。