マナーうんちく話342≪マナー美人⑨「旅館のマナー」≫
暑中お見舞い申し上げます!
立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を「土用」といいますが、今では土用といえば夏の土用を意味するようになりましたね。
年に4回土用が存在するのに「夏の土用」だけが脚光を浴びるようになったのは、一年で最も暑さが厳しく身も心も最も疲れるからでしょうか・・・。
連日熱中症で病院に運ばれる人が後を絶ちませんが、栄養、休養、睡眠をしっかりお取りください。皆様方の無事息災を心からお祈りいたします。
ところで、これだけ毎日厳しい暑さが続くと何をするのも気後れしそうですが、実はこのような時でも、あえて芽吹く新芽があります。
原因は様々だといわれていますが、酷暑、激暑、猛暑などいずれの漢字も当てはまるこの時期に、必死で前向きに生きていこうとする植物が存在するわけですから、暑い、暑いとばかり言っておれませんね。
マナーや生きがいに関するコラムを発信し続けて今回で1500回になりました。
「石の上にも3年」といいますが、私の場合は石の上にも7年でした。
今までお付き合いいただきました皆様方に心よりお礼申し上げます。
加えてこのコラムを通じて実に多くの素晴らしいご縁をいただきました。
改めて深謝いたします。
33年間ホテルで接客の仕事を経験しましたが、接客業は何かと頭を下げることが多い仕事です。
数えきれないくらいの苦労もありましたが、いい面も多々ありました。
例えば「上から人を見るとその人を理解するのに3年かかるが、下から見れば3日でわかる」と言われます。つまり人を見る目が養われた点です。
加えてすばらしい人とのご縁を沢山頂いたことです。
人として、職業人として、マイペースで優雅に暮らしている人との出会いも大変役に立ちました。
苦労も辛いことも多くあるにもかかわらず、不平や不満を一言も発せず、いつも前向き。
そんな素敵な人とのご縁は本当にいいものです。
これだけで心が豊かになりそうです。
「自分もそんな生き方をしてみたい」と思いつつ定年を迎えるわけですが、現実的には具体的にどのようにしたらいいのか不安にくれる日でした。
しかし「自分にしかできない生き方」がきっとあるはず、と自問自答しながらセカンドライフの生きがいづくりを探求した次第です。
そのような状況下で、山陽新聞社が運営する岡山県下の専門家紹介サイト「マイベストプロ岡山」が私に大きな力を与えてくれました。
お蔭で「やるべきこと」が見つかり、自分が経験し、学んできたことがここで発揮できるということを、身をもって知りました。
団塊世代の典型的なアナログ人間の私でも予期せぬ大きな効果があったわけですから、パソコンに堪能な人ならなおさらだとおもいます。
どんな人でも長い人生で身についた思考や行動の品性、そしてコミュニケーションスキルは人生の生きがいや健康長寿につながるでしょう。
「マイベストプロ岡山」のコラムを通じて、ご縁をいただいた多くの方に、幸運の神様がほほ笑んでくださればうれしい限りです。
厳しい暑さを克服して芽吹く植物に負けないよう、これから2000回を目指して邁進あるのみです。
よろしくお付き合いください。