マナーうんちく話１４２１《出会いを活かし、人生を好転させる素敵なマナー》

2017年3月7日

春の語源は「張る」が有力ですが、万物が威勢良く張り出し、躍動する時です。
草木が力強く芽吹き、やがて百花繚乱の花を咲かせますが、人にとっては「夢」や「希望」を象徴する時期でもあります。

しかし働く人にとっても、セカンドライフを送る人にとっても周囲を取り巻く環境は消して優しくありません。

格差社会や競争社会、あるいは孤立や孤独というキーワードが産まれて久しくなりますが、いずれも厳しい社会の現実を物語っている言葉だと思います。

地域でも、職場でも、学校でも社会的分断傾向が強まり、孤立する人も後を絶ちません。
加えて、将来に希望を見出せない若者も珍しくありません。

しかし、この世の中で生きていること自体が最高の希望ではないでしょうか？
そして今の日本で生きていることに感謝です。

地球上には190余りの国が存在し、約73億人の人が生活しています。
しかし多くの人が貧しい生活を余儀なくされています。

12億人前後は「貧困」と呼ばれ、8億人前後の人は飢餓に苦しみ、1日数万人の人が餓死し、さらに戦争や内戦で難民生活を余儀なくされている人も後を絶ちません。
「チャイルドラバー（児童労働）」や「子ども兵士」という言葉も存在します。

日本はどうでしょう。
物が豊かです。
平和です。
四季が美しい国です。
義務教育も完璧で、文化や教育水準の高い国です。

新幹線も北海道から九州まで開通し、それが過密スケジュールにも関わらず時間に正確で、安全で、なおかつ事故もなく、さらに清潔な状態で運行されており、それが当たり前になっています。

さらに外国の人が感心するのが、忘れ物をしても、たとえそれが現金であっても届け出をすれば、かなりの確率で帰ってくる国です。
治安も良く他殺率は世界最低クラスです。

医療制度や介護保険制度も充実し、医療水準も高く「平均寿命」は世界屈指です。国家としての歴史も世界屈指です。

また民主主義も発達し、基本的人権も認められています。選択の自由もあります。

先ずはこのような国と時代に生きていることに感謝する事が大切です。
また、新入社員の人は「学卒制度」に感謝です。
仕事の経験が無くても将来性を期待して雇用してくれる企業が沢山あります。

そして、このように恵まれた国での様々な「出会い」に感謝することも大切です。

感謝の心はストレスに打ち勝つ強い力を持っています。
しかも幸福を身近に感じることが出来ます。

社会は大小にかかわらず、互いに支えたり、支えられたりして成り立っています。支える方は誇りを持ち、支えられる方は感謝の気持ちを持つことが大切だと思います。

励ましたり、励まされたりしながら交流して下さい。
そして身近な人を大切にして、離れた人と旧交を温める努力もお勧めです。

出会いは成長のチャンスです。
人と人との交流こそが様々な知恵や活力を生み、新しい価値を育むわけです。

そして「出会い」に気づくことも大切です。
気づいたら、それを活かす努力も大切です。

そのためには素敵なマナーを身につけることをおすすめします。
人生が大きく好転するでしょう。