マナーうんちく話498≪うかつ謝り≫
寒い日が続いていますが、間もなく立春。
春になれば出会いと別れのシーンが多々あります。
多くの人が集まり、楽しく食事をしながら親交を深める様々なスタイルのパーティーに参加する機会も増えて来ることでしょう。
送別会、歓迎会、卒業祝い、入学祝い、加えて結婚披露宴、発表会やセミナー後の交流会など等。
パーティーの目的やそのスタイルもきちんと把握して、それに相応しい装いや振る舞いが大切です。
食事が伴うシーンでは当然「テーブルマナー」も要求されます。
また、多くの参加者とどのように交流するかがポイントになります。
気の置けない人ばかりでしたらいいですが、初対面の人、異性、高齢者、取引先の人、さらに小難しそうな人等とどのように接するか?
経験を積むことが何よりですが、予備知識も大切です。
33年間ホテルで様々なパーティーに携わってきましたが、はたから見て好感が持てないしぐさが有ります。
「ガツガツ食べまくること」です。
特に会費制などの場合は目立ちます。
例えば会費5000円のパーティーの席で、「元をとらなければ」との意識が働き、会話そっちのけで、食べて飲みまくる姿は頂けません。
勿論折角のパーティーです。
ご馳走は最高の楽しみですから、大いに味わった方がいいでしょう。
食べ方が大切です。
夜のパーティーの昼食を少なくして食べまくる姿は上品とは言えません。
むしろパーティーが始まる前に何か一口腹ごしらえをするくらいの方がいいと思います。勿論年齢や立場にもよりますが・・・。
また酒類は酔っぱらう為のものではなく、会話をスムーズに行う為の潤滑油くらいの感覚がお勧めです。
オフィシャルなパーティーは特にそうです。
そして大切にしたいのが会話です。
「先手必勝の挨拶」と言われますが、話しかけられるのを持つのではなく、こちらから先に話しかけるくらいの前向きな態度が大切です。
さらに異性との距離感も大切にしたいものですね。
レディーファーストが基本ですか、自分がこのパーテイーではどのような立場なのかを大切にして下さいね。
次回はリッショクパーテイーノマナーに触れます。