マナーうんちく話498≪うかつ謝り≫
先日我が家のサツマイモを収穫しました。
昨年はイノシシにやられたので、今年は万全のイノシシ対策をしたのですが、今度はモグラに食われました。
こればかりは予測もつかなかったので少々残念な気持ちになりましたが、それでも収穫の喜びをしっかり味わうことが出来ました。
野菜作りは、色々な要素が複雑に絡み合っているので、なかなか思うようにはいきません。だから、成り行きに任せるといったおおらかな気持ちでつくることにしています。
ところで、色々な人と会話をしている時に、成り行きで「幾つに見えますか?」と聞かれて困ったことはありませんか?
特に相手が女性の場合はなおさらでしょう。
年配者になると、それなりの人生を経験しているので本当に年齢を当てるのは難しいと思います。
しかし若く答えたらお世辞にとられるし、実年齢より多く答えたら、不機嫌になられるし、返答に困りますね。
日本は世界屈指の長寿の国です。
長寿の国ということは裏を返せば高齢者が多いということで、最新のデータでは65歳以上の高齢者は全体の26,6%になっています。
そして概ね40歳以上になると、「実年齢より若く見て欲しい」という願望が強くなるとか・・・。
ちなみに実年齢とは「見た目年齢」に対し、生年月日から計算した実際の年齢です。
まだ学生の頃は、見た目年齢は殆ど変わりませんが、中年期に差し掛かると個人差がかなり出てきます。
同年代なのに非常に若く見える人もいれば、年よりかなり更けて見える人もいます。だから中年以上の人に何歳に見えると聞かれても予測は非常に難しいわけです。
しかし、何歳に見えると聞かれたら、少し鯖をよんで、若目に言う気配りは有った方がいいでしょう。
特に高齢期に差し掛かった女性は「少しだけ若く見える」では満足しないようです。
見た目年齢に関しては色々な会社が調査していますが、概ね高齢期に差し掛かっている女性の場合は、7歳から10歳位若く答えれば喜ばれるようです。
そして相手に何かに付けて「若いですね」というのはお勧めです。
交換が持たれます。
たとえば今日のファッションが若いと感じたら「若いですね」です。
持っている小物が若いと思ったら「若いですね」、継続している運動が若いなら「若いですね」などです。
誰しも若く見られたいものですが、そのためには「食生活」「睡眠」「適度な運動」が大切な要素になります。
加えて「スタイルの維持」「笑顔」「明るい服装」「元気はつらつとした声」「髪のつやとボリューム」「肌の手入れ」等も大切にして下さい。
もし実年齢より上の年を言ったら不必要に謝らないことです。
「多分もっと若いと思ったのですが、とてもしっかりされていたので」とか、「貫禄があったので」等と付け加えればいいでしょう。
余談事ですが「鯖を読む」とは、サバは傷みやすいので捕った鯖をいちいち細かく数えていたら痛むので、大雑把に数えたことに由来し