マナーうんちく話520≪電車内でお化粧するの、どう思う?≫
結婚式を挙げる際、大安吉日にこだわる人は相変わらず多いようですね。
お宮参りをして「おみくじ」を引く人もそうでしょう。
いずれも、科学的根拠もなければ、統計的データも曖昧ですが、気にする人は後を絶ちません。
「厄年」しかりです。
ではどうするか?
最終的には自己判断に任すほかはないと思いますが、参考にして頂ければ嬉しいです。
●「厄年」そのものを単なる迷信として捉え、日常生活をするうえで全く気にかけないようにする。
精神的にもかなり強い生き方だと思います。
「信じる者は救われる」と言う言葉もあります。
何を信じるのか、どのように信じるかはさまざまでしょうが、聖書には「主イエスを信じなさい。そうすれば貴方も家族も救われる」とありますが、一方、容易に人を信じたために「足をすくわれた」というケースもあります。
●気になるようだったら神社で厄払いをする。
災難に遭遇しないようにする習わしを、「厄落とし」とか「厄払い」と言います。
一般的なのは、厄年を迎える正月から節分の間に神社で「厄払い」の祈祷を受ける方法です。
この時には紅白の水引で、結び切りの熨斗袋に「御初穂料」、もしくは「御祈祷料」と表書きされたらいいでしょう。
金額は5000円から10000円くらいが目安です。
●正月に近所の人や友人を招き、ご馳走を振る舞ったり、節分に豆をまき、豆と一緒に厄を蒔いて、皆に拾って頂く。
●この期間は特に生活習慣を改め健康に留意する。
厄には色々な説がありますが、これは「厄」そのものを前向きに捉える方法です。
昔、村落単位で行われていた村の「役」が、ある程度年齢を重ねるとやってきます。そして役が回ってくると多彩な神事にも参画でき、責任ある立場になれるということです。
つまり、厄年とは、「役年」の意味を有するという説ですね。
その責任ある役を無事務めるためにも、大酒を飲むのを控えたり、煙草の本数を減らしたり、徹夜をしないようにして、色々と行動を慎むわけですね。
●厄年を機に何か新しい事に挑戦する。
厄年を一つの節目と捉え、一定の年齢まで過ごせたことに感謝して、さらなる飛躍を求めて、新しい事に取り組むのもお勧めです。
厄年には明確な定説が無いだけに、捉え方は非常に難しいと思いますが、以上の事を参考にして頂きながら、自分流に判断されたらいいのではないでしょうか?
「皆がそうしているから」ではなく、「自分としてはこのように考えるから、このようにする」というのが理想だと思います。
今まで無事に過ごして来られたことに対する感謝の気持ちと、これからの人生を前向きに生きる決意が大切です。