マナーうんちく話494≪和顔愛語≫
●自分が相手のためにできることはなにか?を思い浮かべて下さい
先ずは、「相手にできる限り売り込んでやろう」とか、「相手を利用してやろう」などの気は起こさず、「ギブ&ギブ」の姿勢で、相手目線になって下さい。
この心掛けは大切です。
ちなみに「相手目線」とは、相手が「聴きたい」「知りたい」、あるいは「興味や関心がある」ことなどを、相手の立場で考えることです。
従って、会話を交わす時には、相手の知りたい事・聞きたいこと・関心があることを話題にすればいいわけですね。
相手の立場で物事を理解できる人の事を「気がきく人」とよく言いますが、つまりこのような事ではないでしょうか?
これが難しいと思う人は、物理的側面から相手目線で捉える方法もあります。
例えば、販売の仕事に携わっている人は同じ職種の客となって他店を利用するとか、教師で有れば生徒の机に座って教壇を見てみる等の方法です。
いずれも、思わぬ効果が得られたりします。
是非お試しください。
●緊張をほぐすようにして下さい
初対面では緊張が伴います。
しかしこれは自分だけではありません。
相手も同様です。
従って、先ずはリラックスムード作りが大切です。
一言、二言を加えた前向きな挨拶からスタートして下さい。
例えば「こんにちは、今日はいい天気になりましたね」等と前向きな言葉を添えた挨拶が効果的です。
この時点で、相手が「そうですね」とか「気持ちいい日になりましたね」等の言葉を返してくれたら、すかさず、「明日もこの調子だといいですね」「この状態が当分続いてくれたらいいですね」等と、もう一言加えるのも効果的です。
相手の返答次第ですが・・・。
最初から自分の弱点や失敗談などを明るい口調で話して下さい。
これで相手が警戒心を解きます。
「明るく」がポイントです。
思いやりの言葉を添えた挨拶も効果的です。
例えば、「雨の中をようこそおいで下さいました」、「風が強かったですが大丈夫でしたか?」等です。
特に「雨の中」「暑い中」「雪の中」等の一言は、相手の心を和ませる効果があるのでお勧めです。