マナーうんちく話498≪うかつ謝り≫
日本は世界屈指の物が豊かな国であり、平均寿命が長い国になりました。
終戦直後とは何もかも比較にならない位恵まれていますが、反面幸福度は停滞したままです。
物の豊かさや利便性の追求をさておき、心の豊かさに重きをおくのもお勧めです。
心の豊かさとは即ち良好な人間関係です。
いくら世の中が便利になっても、物に恵まれても、所詮人は一人では生きて行くことはできません。
互いに支え合い、助け合って日々の暮らしが成り立ちます。
従って、周囲の人と良好な人間関係を築いて、素晴らしい仲間や友人に恵まれることは何より大切なことではないでしょうか?
最近、衛生上の問題とは関係なくマスクをする「伊達(だて)マスク」が流行しているそうですが、マスクを着用した事が殆ど無い私には理解できません。
理由は色々あると思いますが、対人関係を避ける理由もあるとか・・・。
これでは、余計に人間関係が築けないように思うのですが、如何でしょうか。
では、素晴らしい仲間や友人に恵まれるためにはどうする?
難しいようで簡単、簡単なようで難しいことかもしれませんが、要は「自分自身が仲間や友人に喜ばれる存在、役に立つ存在」になることです。
難しく考えることはありません。
一度次のような項目をセルフチェックしてみて下さい。
○自ら率先して打ち解けようとしているか?
○姿勢や身だしなみは好感を与えているか?
○表情には程良い笑顔があり人を和ませているか?
○傲慢ではなく謙虚さがあるか?
○発する言葉は人に不快感を及ばせていないか?
○美しい立ち居振る舞いが出来ているか?
○「ありがとう」「御免なさい」の言葉が素直に発せられているか?
○人の話に耳を傾けているか?
○先手必勝の挨拶が出来ているか?
以上簡単なようですが実行に移さなくては意味がありません。
次回に続きます。