マナーうんちく話251≪電話のかけ方のマナー≫
新聞に人事異動が沢山掲載されるようになりましたね。
組織上の要請に従わざるを得ないのはサラリーマンの宿命です。
組織からの命令に、何を感じ、どう行動するか?
思いは人それぞれです。
今回は先輩や上司の栄転に対する応対の仕方に触れておきます。
労働者を同じ組織内の異なる勤務場所に配置転換することを「転勤」と言います。
そして、今までより位置の高い部署や、高い役職が約束された転勤を「栄転」と呼びます。
転勤とことなり、栄転となれば祝意が伴うので、職場単位等でお祝いをすることが多いようです。
職場によりまちまちですが、慣例が有ればそれに従うのも良いでしょう。
職場の人が栄転で遠方に赴任する時には、出来れば辞令を確認して、送別会や贈り物をするのがお勧めです。
期間は辞令が出て転勤する前までですが、概ね1週間が目安です。
但し、誰が見ても左遷と思われる場合は、本人に配慮して下さい。
するとしても「ささやかに!」がお勧めです。
明らかに栄転で有れば「御栄転御祝」ですが、単なる転勤の場合は「御餞別」が良いでしょう。
また、栄転か、単なる転勤か良く解らない場合もあると思います。
そんな時には「御就任祝」「御餞別」がおすすめです。
加えて、どう見ても左遷だと思われたら「御餞別」がいいですね。
頂かれた場合は、基本的には品物によるお返しは不要ですが、落ち着かれたら是非礼状を出して下さい。
その際、近況報告や現地の特産物等を贈るのもお勧めです。
また、個人でのお祝いはあまりしませんが、特にお世話になった人の場合は、個人的にお祝いの品を贈るのもいいです。
丁寧にする場合は、直接自宅に出向いて、挨拶と共に手渡しして下さい。
マナーうんちく話「訪問の仕方・され方」のコラムで詳しく触れていますので参考にして下さいね。
職場で渡す場合は、勤務時間を避けて下さい。
社外が望ましいですが臨機応変に対応して下さいね。
さらに、目上の人には現金を渡すのは控えて下さい。
親しい上司の場合、引越しの手伝いを申し出るのもお勧めです。
次回は定年退職者へのお祝いの仕方です。