マナーうんちく話706《結婚式の心付けのマナー》
春の陽光に誘われ、草木が芽吹くと共に、地中にいる虫達も地上に出て来る頃ですが、3月6日は二十四節季の一つ「啓蟄(けいちつ)」です。
「啓」は「開く」とか「夜が明ける」意味があり、「蟄」には「土の中で冬籠りしている虫」の意味があります。
但し、この虫には広義の意味があり、爬虫類や両生類も含まれています。
昔は今のように細かい分類が無かったからです。
つまり啓蟄は、トカゲやカエルやヘビなどが目覚めて、活動を始める頃です。
春になって、「さあがんばるぞ!」と意気込むのは、人も虫も同じなのですね。
ところで、春になったので、発展的な人生の第一歩を踏み出そうとして、婚活を始めている人も多いと思います。
私はホテルでブライダルの仕事に長年携わっていましたので、熱烈な「結婚推進派」の一人です。
だから、婚活セミナーにも多く関わっていますし、プロ司会者、ブライダル雑誌の元編集者、着物講師、ブライダルプロデューサー等とタッグを組んで、「良縁創造倶楽部」を立ち上げ、幸せ婚実現の応援もしています。
営利が目的ではありませんので運営は楽ではありませんが、それでも若者と接する機会が多く、教えられることが多々あります。
また、無理して「成婚」にこぎつけないといけないと言うこともないので、当事者の気持ちを大らかに受け止めることもでき、結構満足しています。
そして、多くの若者と接したり、過去に約1000カップルのハッピーステージをプロデュースしてきて、強烈に思うことがあります。
それは、結婚をする以上はそれが「ハッピーな結婚」でないと意味がないということです。
ハッピーな結婚は、自分も周囲の人もハッピーにしてくれます。
しかしアンハッピー結婚は、自分も周囲の人も不幸にします
この差は非常に大きいわけです。
だから結婚の目的は、幸せになることにつきるとおもうわけです。
行政が行っている結婚推進事業は、少子化抑制や定住目的が多いと思いますが、先ずは、当事者が結婚の目的を明確に描くべきだと思います。