マナーうんちく話895《見直したい「ありがとう」の言葉の重さ》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

感謝の気持ちを表現する際は、「済みません」より、「ありがとう」の言葉を使用するようお勧めします。

ありがとうの意味は、「有る」が「難しい」と言う意味があります。

「簡単にはできない」ことや、「あり得る事自体が難しい」と言う意味です。

いずれも、「お世話になって身にしみて嬉しいです」という気持ちを表現しています。

ちなみに「おめでとう」の言葉は、「お芽出度う」に由来します。
つまり、新しい命の誕生と、息吹を表すお祝いの言葉です。

そして、「ありがとう」の言葉は様々な場面で使用されます。

誰かに世話になったり、いい事をして頂いた時には「ありがとう」と言います。

では、誰かのお世話をしたり、誰かの役に立った時はどうでしょうか?

この時にも「ありがとう」です。

人にお世話をしてあげたのになぜ?と思うかもしれませんね。

しかし、人のお世話をしたり、誰かの力になってあげたら喜ばれます。

以前にもお話ししましたが、幸せを感じる時は
○人に愛されている時
○人に喜ばれた時
○人の役に立った時
○人から頼りにされる時
○人から褒められた時等です。

人のお世話をして、その人の役に立ち、喜ばれると言うことは、つまり自分も幸せになれるわけですね。

だから、「お世話をさせていただいてありがとうございます」になるわけです。

さらに、人の世話をすることで、自分も磨かれ、人として成長できるわけですから、これも「ありがとうございます」になります。

加えて、「すみません」に対して、「ありがとう」の言葉は、言う側も、言われる側も、それを周囲で聞いている人にも好感を与えます。

だから、一度だけでなく、何回言っても良いわけです。

ちなみに、「ありがとう」は、愛している、楽しい、美味しい、嬉しい等の言葉と共に「幸運を呼ぶ言葉」「天国言葉」「魔法の言葉」等と呼ばれます。

そして、これらの言葉は言い続けることで、心に栄養がいきわたり、活性化されます。

朝起きて、夜寝る前に、家庭で、地域で、職場で、店で何回「ありがとう」の言葉を発するか?

多いほど良いです。

加えて、言い続けることです。
ぜひ、実行してみて下さい。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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