マナーうんちく話846《自分自身に贈る最高のプレゼント①》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

12月は「師走」と言いますが、これは、12月は師僧も走る回るくらい忙しい月という意味がありますが、慌ただしく走り回るより、腰を落ち着けて一年を振り返ってみるのもお勧めです。

さらに12月は「除月(じょげつ)」とも言われます。
除夜の鐘という言い方はおなじみですが、12月は以前にもお話ししたように、歳神様を迎える準備にとりかかなければいけません。

そのためには邪気を払って清める必要がありますが、「除」にはそんな意味が込められています。

そして師走と言えば完全に冬のイメージになり、次第に寒さが増して空気が乾燥してきます。また、今年は冬将軍の到来も早いようですね。

加えて、今年はインフルエンザが昨年より速いスピードで増加しているようですので、充分ご自愛ください。

インフルエンザにかかる前の予防が大切です。
それにはインフルエンザの原因になるウイルスの侵入を防ぐことが大切ですが、「手洗いと」と「うがい」は特にお勧めです。

特に「うがい」は、緑茶が良いとされていますが、水だけのうがいでも少なくとも風邪の予防には効果が期待できるとか。

ちなみに、「うがい」の語源をご存知でしょうか?
うがいは意外に古い歴史があるようですよ。

日本では「鵜飼」の習慣はとても古く、鵜に魚を飲みこませて、それを吐かせる「鵜飼」の様子に似ているので「うがい」という名前がついたようです。

また、うがいをする時のマナーは、人前や食事時はさけて、一人で、洗面所等でするのがお勧めです。

さらに「手洗い」も、もはや風邪の予防の常識となっているところで、これも簡単に実行できますのでお勧めです。

また、この時期になると急にマスクをしている人が多くなりますね。
そもそもマスクの歴史は大正時代にさかのぼります。

もとは工場内の粉塵よけが目的でしたが、大正時代、昭和になってインフルエンザが流行したためマスクの需要が増えたようです。

そして現在では、花粉症、PM25、原発事故による放射性物質、さらにインフルエンザ等により、すっかりマスクの需要が増えました。

それに加えて、メーカーの商品開発もさらに進んで、デザインや効能がアップした結果、日常生活でマスクを着用する人が年々増加し、もはや風邪気味にもかかわらずマスクをしないのはマナー違反だとする声も聞かれます。

ただ私は個人的には、作業用マスク、衛生マスク、病気等は別として、日常生活の中でのマスク姿にはあまり好感が持てません。
皆様は如何でしょうか?

次回に続きます。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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