マナーうんちく話516≪袖触れ合うも多生の縁≫
白梅、紅梅、桃、桜がいっきに咲きほころびました。
そして、木蓮が旬を迎えています。
蓮(ハス)に良く似た花が木に咲くから「木蓮」と名付けられたそうですが、日本では庭木として親しまれていますが、中国では蘭や蓮と共に高貴な花として重宝されているようです。
花もおおらかで香りもよく、蕾が北を向くから、方向を示す植物としても役に立っています。
ところで、4月がスタートし、新たに社会人になる人、転職や異動や転勤で新しい職場に移る人等、期待と不安が入り乱れる頃ですが、改めて「第一印象」の大切さを認識下さい。
最初の「見た目」が大切だと言うことです。
「始めに二度なし」です。
ルックスや態度や表情の第一印象が、あと後まで評価に繋がりますから、新しい職場に入るに当たり、改めて第一印象を良好に保って下さいね。
見た目の、「良い印象から悪い印象」と、「悪い印象から良い印象」を与えるのでは雲泥の差があります。
兎に角、初めが肝心ですから、最初は好感の持たれるように、とびっきり良い印象で臨んで下さいね。
最初に良い印象を皆に植え付けておけば後が楽になりますが、逆になるとよろしく有りません。
特に初めての職場での表情や態度や出勤態度は、色々な意味で、多くの人の注目の的になっていると言うことです。
木蓮の花言葉に「持続性」がありますが、暫くの間は好感度を出来る限り持続して下さいね。
加えて、誰よりも早く出勤するとか、遅刻をしないとか、自分らしいアピールもお勧めです。
新しい職場においては、始めは、引き継ぎや研修が付き物で、どちらかと言えば受け身ですが、質問も前向きにして、熱意を伝えたいですね。
さらに自己紹介はとても大切です。
概ね30秒くらいで自分流の言い方を練習しておくのもお勧めです。
この時にも第一印象はとても大切です。
姿勢、髪型、その職場に相応しい身だしなみ、態度、表情。
そして話す内容ですが、フルネームと出身地、前の仕事の内容、新しい職場での抱負や決意等を端的に言えればいいです。
それから、自ら進んで自己紹介するくらいの心構えが大切です。
勿論、色々な人を紹介されますから、事務的な対応ではなく、紹介された人をよく観察し、理解するよう心がけて下さい。
以上のような調子で次第に慣れることですが、何でも、見て、聴いて、職場の人間関係等は早めに把握して下さい。
さらに、同じ仕事をする人との「良好な人間関係作り」に励むことです。
例えば、挨拶等もされたらするのではなく、自ら前向きにすることが大切です。「ありがとう」の言葉も出し惜しみしないでくださいね。
高貴な木蓮を見ていると、魅力的で志を高く持ちつつも、常に謙虚で、おおらかで、思いやりの心が蘇る気がします。
祈念!ご検討。