1日1分!女子力向上マナー21≪大人の女の社交辞令≫

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:女子力向上マナー

予定していたお客様が訪ねてきたので、お茶を出して接待しています。
お客様が予定していた時間より、やや早めに、いとまを切りだしました。

この際、お客様を一旦引き留めますか?あるいは、言われるままにお見送りしますか?

どう対処したらいいか迷うところですが、プライベートシーンでもビジネスシーンでも、どうすべきか?という明確な答えはありません。

従って、このような場合は、自分の気持ちに忠実になればいいと考えます。
つまり、あまり気分が乗らなければ、そのまま素直にお帰り頂くのが良いですが、このお客様と出来る事ならもう少し話しがしたいと思ったら、お引き留めすればいいでしょう。
お引き留めする時に、飲み物を差し替えるのもお勧めです。

色々な場面において、人付き合いを良好にするために、言葉を発した方が良いと思われる挨拶や称賛を「社交辞令」と言いまが、社交辞令は言えばいいものではありません。

ちなみに、日常生活でよく使用される社交辞令は、「また、お茶しない」「近いうちにお食事でも」「お近くにこられたら是非おより下さい」等がありますね。

大切な事は、社交辞令を言うのがマナーではなく、行った事を実行するのがマナーだということです。

だから、「またお茶しない」とか「近いうちにお食事でも」と言ったら、本当に近いうちに、お茶や食事に誘うことが大切です。

「是非お寄り下さい」と言って、本当に立ち寄られたら、無愛想にしないで、心を込めてもてなしをするのがマナーです。

社交辞令は、言われた方も、言葉通りに受け取らないということが社会通念になっている風潮がありますが、これでは心の交流は図れません。

お世辞にせよ社交辞令にせよ、言えないより、言える方が良いと思いますが、形より心が大切です。

つまり、いくらお世辞でも、相手の本当に良いところを観察することです。
社交辞令も、言ったら実行することです。

人は、お世辞や社交辞令を言われた結果に喜びを感じるのではなく、お世辞や社交辞令を言ってもらえるほど「気にかけてもらっていること」に大きな充実感を感じます。

だから、無理して、褒めたり、お世辞を言ったり、社交辞令を言うより、兎に角、相手に歩み寄り、相手を理解することです。

加えて、飾り言葉や美辞麗句は不必要です。
「平松さんとお話しが出来て大変嬉しかったです」とか、「折角の機会ですから是非もう少しお話を聞かせて下さい」等と、時間を共有したことへの感謝の気持ちを、素直に、笑顔で表現できれば女子力はグーンとアップします。





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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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