マナーうんちく話409≪忘年会のマナー「酒の席②」≫

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:人間関係を良好にするマナー

今年も冬将軍がやってきて、「晴れの国」岡山でも雪が降りました。

ところで「六花(ろっか、りっか、むつはな)」、「瑞花(ずいか)」、「不香(ふか)の花」といったら、何かご存知でしょうか?

全て雪の異称のです。
昔の人は、雪の美しさを花にたとえて、このような名前を付けたわけですね。

今日は、雪が激しく降り始める頃だとされている、二十四節季の一つ「大雪(たいせつ)」です。

今回は、忘年会の「酒の席でのマナー」の続きです。

既にお話ししましたが、忘年会は単なる飲み会ではありません。
日頃職場でしか接することがない上司、先輩、同僚等とさらなるコミュニケーションを深める場です。

さらに、共に食べたり飲んだりすることは、「私はあなたの事をより理解したい」、「私はあなたとより仲良くしたい」という二つの大きな目的が有り、料理と酒はその手段として、非常に大きなウエイトを占めます。

特に、共に酒を飲む時に気になることが、「お酌」の問題です。
上司、先輩、同僚には「お酌をしなければいけないの?」と言う疑問をお持ちの方が多いと思いますが、場所にもよりますが、忘年会では出来る限り、お酌をされる事をお勧めします。

特に和食の席では、せめて両隣りの方には、好みの酒を訊ねて、最初の一杯くらいは、お酒を注いであげて下さい。

自分の伴侶でもない人に、最後まで付き合う必要は有りませんが、最初の一杯は必要だと考えます。その後はどうするか?ですが、相手に寄りけれですので、臨機応変に対応されたらいいと思います。

席を立って酒をついで回る時には、ビール瓶や銚子を持って回るのではなく、先ず相手の前に行きます。そして挨拶をして、相手の好みを聞いて、そこにあるビールやウーロン茶などを利用して、酌をするのが良いと思います。

また、注いでもらう時には、グラスを受け、お礼を述べて下さい。
この時にも、「目を見る」と「笑顔」がポイントになります。

また、酒は飲める人、飲めない人の差が激しいですから、必ず相手の了解を得て注いで下さいね。

飲めない時には、「もう十分頂きました」「もうけっこうです」、と言って遠慮しないで断られたらいいです。

フレンチレストランでは、ワイン等を注ぐのは店の係りの人の役目です。
注がれる時にはグラスは置いたままです。そして、注ぎ終わったら、「ありがとう」の言葉をぜひ添えて下さい。
ここにその人の品格が出ます。

また、一番緊張するのが、普段あまり接触のない上司からの盃を頂く、「献杯」の時ですが、「ありがとうございます」「頂戴いたします」と言って、両手で受けて下さい。

その後、「ありがとうございました」と言って、相手にその盃を返します。
これを「返杯」と言います。

昔の日本では、豊作や家内安全等、何かと神様にお願い事をしていたわけですが、その際、神様に酒や野菜をお供えして、神事を執り行います。

そして、神事が終われば、神事に参加した人達がお供えした酒を皆で仲良く酌み交わして、交流を深めました。

「献杯」「返杯」には、このように、和を保ち、絆を深めると言う大きな意味が有りますので、勧められたら、相手の気持ちを素直に受け、前向きに受けて下さい。


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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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