マナーうんちく話316≪テーブルマナーの意義と目的≫

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:人間関係を良好にするマナー

すでに何度のお話ししましたが、「生きることは食べること」です。
そして、その食べるという行為に「心の美しさ」を加味したものがテーブルマナーです。

昔々、恐らく縄文時代や弥生時代の頃だと思いますが、人間同士が集まって食物を食べる習慣ができた頃、若者も、年寄りも、子供も、女性も、男性も、皆平等に、安心して食べることができるように、色々な取り決めが行われました。

これがテーブルマナーの原点であり、様々なマナーの原点でも有ります。
早い話、テーブルマナーは、より善く生きるための根幹をなすマナーなのです。

だから、どこの国でも、先ず親は子供に、家庭でテーブルマナーの大切さや具体的なマナーを教えます。

欧米のフィニッシング講座等で、テーブルマナーに重きが置かれるのはこのためです。

ところで以前、マナーはその国々の文化・風土・国民性・歴史・宗教により異なり、さらに不易流行的な側面も有していると申しました。

日本は、明治以来、欧米諸国の文化を多分に取り入れつつ、自国の文化や礼儀作法を大切にしてきた国ですので、テーブルマナーも、「和食のマナー」と「洋食のマナー」を身に付けることが必要です。

但し、和食のマナーと洋食のマナーは、その成立過程も内容も大幅に異なります。時には全く相反することも有りますので、適切な判断基準が要求されます。

西洋のマナーは、戦争の歴史の中で生まれていますので、危機管理的要素が多分に有りますが、半面、和やかに食事を楽しむという側面も兼ね備えています。

一方、日本のマナーは、平和な社会で成り立ち、しかも神様の存在が大きいですから、「感謝の心」や「美しさ」を追求しています。

どちらが良い・悪いは一概には言えませんが、私の持論は、和食の「精神文化」と、洋食の「食を楽しむ概念」の融合です。

しかし、日本は世界屈指の「飽食の国」で有り「美食の国」であり、食の安心・安全に大変敏感な国でありながら、「食の在り方」は、とても褒められたものではなく、ここから多くの矛盾が発生しています。

いじめ、不登校、自殺、離婚、早期退職、晩婚化、未婚化、アレルギー体質、無縁社会等など・・・。


そこで「岡山ハッピーコミュニケーション」では、それぞれの立場にマッチした、「テーブルマナーの出前講座」をご用意いたしました。

今回は、食事を楽しむというより、和食・洋食のテーブルマナーの基本理念を理解し、心豊かな生活を構築して頂くことが目的です。

「子育てのお母さん・お爺さん・お婆さん」、「教師」、「食育に携わる人」、「指導的立場にある人」、「料飲食業に携わる人」、「料理教室」「着物の着付け教室」、さらに「自分磨き」「公民館講座」の一環として、加えて、ちょっとお洒落な講演会などに最適です。

基本的には「講話+演習」で、食事は伴いませんので、いつでも、どこでもOKですし、時間や内容等も柔軟に対応できます。
勿論、食事と共にも歓迎です。
詳しくは「新着のセミナー・イベント情報」をご覧ください。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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