マナーうんちく話277≪彼女同伴フレンチのマナー①≫

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:洋食のテーブルマナー

彼女同伴のフレンチレストランでのマナー①「予約から来店」


国際化が進展すればするほど、自国の礼儀・作法や文化を世界に向けて発信するべきだ!と言うのが私の持論ですが、そのためには、世界に誇る自国の礼儀・作法や文化に精通することが大切です。
だから、このコラムでも、「和の礼儀・作法」や「和食のテーブルマナー」について詳しく触れてきました。

しかし、自国の礼儀・作法や文化を世界に向けて発信したら、次に他国のマナーや文化を尊重することも、とても大切です。
これは、プロトコール(国際儀礼、外交儀礼)の基本的マナーの一つでもあります。

特に、フランス料理やそのテーブルマナーには、日本人が学ぶべき点が多々あるように思います。

そこで、これから数回に渡り、フレンチレストランでの様々なマナーについて話を進めて参ります。

「太郎」と「花子」が、ホテルのフレンチレストランに行った時を想定して、色々な角度から、なるべく詳しく触れてみたいと思います。

男性も女性も、未婚の人はデートや婚活の一環として、既婚の人は夫婦団欒の一時のために、あるいは接待、自分磨きなどに、とてもお役にたつと思います。
ぜひ、最後までお付き合いください。


日本の礼儀・作法は、家長制度を背景に生まれたので、「男尊女卑」的傾向が有ると申しましたが、西洋のマナーは、プライベートにおいては、「レディーファースト」の原則が働きます。

従って、太郎はこの際、あらゆる場面において、花子をエスコートしなければなりません。

また、花子は、遠慮するのではなく、どちらかと言えば、「女王様気分」で望んでいただいたらいいと思います。

太郎も花子も場数を踏んで慣れて頂くことが大切ですが、ポイントは、太郎は恥ずかしからずに積極的に、花子は遠慮しないことと、ありがとうの言葉を添えることです。

最初は太郎が、レストランに予約を入れることから始まります。
これはとても大切なことです。情報収集から始め、おっくうがらずに、予約は是非行って下さい。

この際、日・時と人数を伝えて下さい。来店時間が必要です。
但し、これだけでは十分とは言えません。

「席の指定」をお勧めします。
例えば、窓際の景色が良い席とか、奥まったところで静かな席とか、遠慮しないで、こちらのリクエストをキチンと伝えられたらいいですね。
初めてのレストランで有れば、予約する前に色々と情報収集をして下さい。

特にこの場合は、「雰囲気」がとても重要な要素になりますので、席の指定はその意味でとても大切です。

予約がすんだら、いよいよ次回から本番です。


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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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