マナーうんちく話239≪バラ色の人生とマナー≫
マナーうんちく話⑱《中高年齢者のマナーと生きがいづくり》
今日から「霜月」。「霜降月」が転じて「霜月」になったとか。
これから、さらに秋が深まり、木々の葉が鮮やかに色づいてきます。
「晴れの国岡山の秋」を実感させてくれるこの季節、「紅葉狩り」の計画を練っている人も多いのでは・・・
「世界一美しいといわれる日本の紅葉」。
その名所は全国津々浦々に存在します。
どこに行こうか迷うことしきり・・・
確かに、「どこに行くか」ということも大事ですが、より大切なことは、私は、「誰といくか」だと思います。
皆さんは如何でしょうか・・・
先日、東京で開催された、「全国明るい長寿社会推進機構連絡協議会」主催の、「22年度地域活動推進者中央研修会」に出席しました。
長年にわたって培った豊富な経験や知識、技術等を活かし、社会参加活動を行っている個人やグループを対象に、地域活動推進者としての資質向上を図ることを目的として実施されるものです。
2日間において行われ、全国から選ばれた12団体が活動報告を行いましたが、その中に私が所属している「岡山県健康生きがいづくりアドバイザー協議会」があり、私がプロデュースした「団塊世代の生きがい創造ジョイフル講座」の実施報告の栄誉を授かりました。
内容は、定年前後の男女を対象にした生きがいづくり講座で、生きがいづくりに必要と思われるキーワード、すなわち「セカンドライフプランニング」「健康」「生きがい」「生涯学習」「社会参加」「就労」「夫婦円満」「良好な人間関係構築」等のセミナー、座談会、事例発表、個別相談、さらに講座終了後のアフターケア等です。
特に力を入れた点は、このコラムでも何回も取り上げました、「良好な人間関係作り」すなわち「好感の持たれる人間像」です。
ご承知の通り今、日本は世界一長寿の国になりましたが、長寿の傾向はなにも日本ばかりではありません。地球規模で長寿は進展しています。
そこで、単に長生きを競うより、できる限り健康で充実した生きがいのある年の重ね方が必要不可欠になってきます。そこで、2000年より、世界保健機構(WHO)が、「健康寿命」の増進を推進しております。
運動、睡眠、バランスの良い栄養等が当然要求されてきますが、それとともに「前向きな生き方」が大切になってきます。
「前向きな生き方」とは「問題解決能力」「ヒトに好感をもたれる」「ヒトのためになる」ことです。
ここにおいてもマナーは大きな影響を及ぼします。
相変わらず、色々なところから「中高年齢者の生きがいづくり」の講演依頼がたくさん寄せられますが、その都度、「好感の持たれる生き方」を提言させていただき、その具体的手法を語ります。大好評です。
特に、ひととし重ねてからのハッピーなライフプランニングには、「心の豊かさ」がなによりも必要だと感じます。心の豊かさとは「良好な人間関係」です。
良好な人間関係こそ、老若男女全ての人の最高の贅沢だと思います。
だからマナーというものは、全ての人に欠かすことのできないものなのです。
高齢化の進展と共に、中高年齢者の「孤独死」が増加しています。孤独死の不安を抱えている中高年齢者は非常に多いそうです。「無縁社会」という言葉も気になります。
「孤独死」も「無縁社会」も文明国の恥だと思います。
孤独死をなくしたり、地域を活性化したりすることはとても大切です。
しかし、その大前提には、「人間と人間の絆づくり」が不可欠であると私は考えています。
「生きがいづくりの講演」。お気軽にお問い合わせいただければ嬉しい限りです。
そして最愛の人、大切な人、気のおけない人と、多彩な日本の秋・大自然のスペクタルを心行くまで謳歌していただきたいものです。
急に寒くなってきます。風邪には、くれぐれもご注意あれ・・・