マナーうんちく話498≪うかつ謝り≫
平松幹夫のマナーうんちく話⑤
《5分で好かれる女性のエレガントマナー》
人生には様々な出会いがあります。
そしてあらゆる人との出会いには第一印象が特に大切です。
ところで初対面の人と出会って最初にするのはほとんどの場合挨拶ではないでしょうか?
出会いがあって、最初に交わされる挨拶がとても大きなウエイトを占めます。
挨拶の役割は、相手の存在を認めるということと相手に敬意を表すことです。
簡単なようですが実は大変難しいのが挨拶です。
挨拶の良し悪しが、ずーと尾を引くことも多々あります。
兎に角、人と人とのコミュニケーションで、挨拶はとても大事です。
「立礼」のほかに「座礼」「握手」等がありますがここでは立礼について触れます。
そのポイントは「優雅さ」&「爽やかさ」です。
如何にも難しそうですね・・・
「優雅さ」とは言葉のスピードと仕草です。
挨拶は先ず相手の目を見て口上を述べます。
一般的には明るく元気でスピードは、ややゆっくりめがおすすめです。
ポイントは口上を述べて頭を下げます(お辞儀をします)。
頭を下げた時は相手の足もとを見ます。
言葉を発しながら頭を下げないでくださいね。
頭を下げる角度は相手により様々ですが30度くらいでしょうか。
その場の状況や相手により頭を下げる角度を調整するのもポイントです。
そして、頭を下げる時より、頭を上げる時がゆっくり目です。
また相手より先に頭を上げないように心がけて下さい。
頭を上げたら再度、相手の目をさりげなく見ます。
次に「爽やかさ」は=「美しい笑顔」です。
あらゆる女性にとって笑顔は大変大きなポイントです。
笑顔の美しい挨拶をされると、好感をもたれるばかりではなくインテリジェンスも加味されるので効果満点です。
このような美しい挨拶がきっかけで3分から5分話がはずめばもう最高ですね。
大切なことは最初の笑顔を持続させることです。
さらに大きなポイントは「聴き役」に徹することですね。
「話し上手は聴き上手」を実行してください。
話は変わりますが、日本には品の良い女性を称える「奥ゆかしい」という言葉があります。
「相手の心の奥に行きたい」⇒「もっと知りたい」という意味でしょうか。
「聴き役」に徹するということは、相手を敬うということです。
態度・仕草は控えめですが、敬われた相手が心をひかれ、もっとしりたくなるような気持ちになります。
ちなみに「奥ゆかしい」の反意語は「厚かましい」ですが、これらは単に上辺だけのものではありません。「心の持ち方」です。
以上、5分で相手に好かれるためには、装い、表情、表現の仕方、笑顔、思いやり、相手に対する尊敬の気持ち等がトータルに発揮されることです。
努力を要しますが全てにおいてプラスの効果が期待できます。
ぜひ前向きに取り組んで下さい。
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