セミナーのお知らせ(続)
心理職養成大学院のインタビューをはじめて1年が過ぎていますが、合計で70校を超えました。インタビューに応じてくださった大学の先生方にはあらためて御礼申し上げます。遠からず、書籍が出ますが、このインタビューをまとめた記事はまた別の書籍を検討しています。
インタビューの質問項目は、私たちがよく受ける質問に関連することがほとんどで、あとは、比較的自由にお話していただけるようにしています。ここ1年くらい、当塾に来られる方で多いのは、社会人の方で、公認心理師の単位をがなく、特に編入までして取る予定もなく、臨床心理士の資格のみでやっていけるか、またそもそも合格ができるのか、という質問になります。これを不安に思うのは当然だと思います。時々言っていることですが、私は
「学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)に基づく大学(短期大学を除く。以下同じ。)において心理学その他の公認心理師となるために必要な科目として文部科学省令・厚生労働省令で定めるものを修めて卒業し、かつ、同法に基づく大学院において心理学その他の公認心理師となるために必要な科目として文部科学省令・厚生労働省令で定めるものを修めてその課程を修了した者その他その者に準ずるものとして文部科学省令・厚生労働省令で定める者」
という法律文がなんとかならないかなと思うのですが、なかなか壁が厚いようです。私自身文科省にも厚労省にも問い合わせたのですが、この「卒業し、「かつ」、同法に基づく大学院において」という文言は、必ずしも「順番」を指すわけではないと理解しているのですが・・学部の単位が必要だということについては、否定するものではありません。でも大学院を出てから、通信などで学部の単位を取ることに大きな問題があるとはとても思えないのです。臨床心理士指定大学院の歴史はもうかなり長くなりました。当塾からもそうですが、多くの社会人の方が大学院から、その道に入りました。社会人への門戸が広いのが、この資格の良いところですし、ほとんどの大学で、心理職の基礎は汎用性だと言われます。社会人を経験している人の方が、汎用性が高い人が多いという印象を私は持っていますが、大卒資格を持っている社会人を排除するような状況には納得しかねています。
しかし、先日も京都文教大学でインタビューをさせていただきましたが、臨床心理士しか取れないという人でも歓迎だと言っていただきましたし。その割には社会人入試の合格者少なくないですか?と私が嫌なことを言ったにもかかわらず、先生は、「そりゃ偶然だわ」と笑ってくださいました。今のところ、公認心理師の単位を持っていないと大学院合格に影響があるという話はほぼありません。そういう学校は、臨床心理士指定大学院をやめている学校ということになります。今の段階で両資格取得を推奨している学校は、臨床心理士のみでも合格できる学校と判断して良いということになろうと思われます。
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