公認心理師試験 事例問題対策⑨

井上博文

井上博文

テーマ:公認心理師試験対策

北海道試験問77 
36歳の男性A、会社員。3年ほど前から、外出する際に戸締りやガスの元栓を閉めたかが気になって何回も確認するようになった。そのため、最近は外出するのに非常に時間がかかる。また、車を運転しているときに人をひいたのではないかと気になって、頻繁に道路を確かめる。Aは、これらの行為が不合理なものと認識しており、行為をやめたいと思っているが、やめられない。そのほかには思考や行動に明らかな異常はなく、就労を継続している。Aに対する治療法として、適切なものを2つ選べ。
① 行動療法
② 自律訓練法
③ 非定型抗精神病薬
④ ベンゾジアゼピン系抗不安薬
⑤ 選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉

キーワードは、外出の際、戸締まりや、ガスの元栓が気になって、何回も確認する。
外出に時間がかかる。おかしいと思っているがやめられない。
これは行動療法では一般的ですので①は確定でしょう。問題は③④⑤です。これは薬の知識がいります。現任者講習テキストにもSSRIはでてきますが、あまりはっきりしたことはわかりません。
正答は①と⑤です。公認心理師過去問詳解 2018年12月16日試験完全解説版によれば、正答率は①は94.4%、⑤は40.3%で典型的な2つめが難しい問題でした。

またその解説によると、⑤は、OCDの専門機関以外ではまず薬物療法を試みるのが一般的であり、フルボキサミンやパロキセチンなどのSSRIが第一選択肢になるとのことです。

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井上博文
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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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