臨床心理士指定大学院入試、社会人入試で志望理由を書く際に気をつけること
京都コムニタスには、社会人で臨床心理士を目指して、指定大学院受験を希望される方が多く来られています。今は、合格して、修士論文を作るために、塾に来られている方もおられます。当塾は、入学してからが大事と常に伝えていますので、入学後のフォローもしています。
社会人で臨床心理士を目指す方は、たいていの場合、志を高く持っており、前職の安定を捨てる方は少なくありません。中には公務員の仕事をやめて、自殺対策をすることを希望される方もおられれば、銀行員をやめて、この道に入ろうとしている人もおられます。また定年退職して、さらに子どもと関わりたいという希望を持っている方もおられます。社会人の方々がこのように新しいことに踏み出すことは、様々な意味で勇気のいることだと思います。私たちはそんな勇気に応える
ことは当然なのですが、それでも不安との闘いであることは間違いありません。社会人の方々が不安に感じやすいことはどのような場合が多いかと言うと、まず、最も多いと感じることは、年齢についてです。年齢が高いと様々な面で不利になると考える傾向が強くなるようです。しかし、臨床心理士指定大学院については、年齢による合格に関する不利はないと言えます。
こちらのコラムを参照ください。
当塾では60歳をこえて合格された方もたくさんおられます。70歳をこえられた方もおられます。また、年齢によるブランクや記憶力の低下を不安に思われる方も多いのですが、この問題も個人差は否定できませんが、心理学を初めて学んだ人でも確実に結果が出ている点からみて、十分対応できると思います。社会人の方で臨床心理士をお考えの方は、新しい領域に一歩踏み出す勇気さえあれば十分に対応できると思います。ただ、なぜ、その領域に行きたいのかを明確にしておく必要はあります。
また、年齢意外にも、勉強や実習についていけるかどうか、修士論文は書けるかどうか、修了したあと資格試験に合格できるかどうか、などなどです。結論だけ言えば、全て問題ありません。当塾出身者は、年齢が高いという理由で、大学院をやめたという人は聞いたことがありません。ここのところ修士論文を作る作業を手伝っている方もおられますが、50歳を超えた方もおられます。臨床心理士資格試験にも合格できています。
社会人の方には、現役大学生にはない強みもあります。それは当然のことながら社会人経験です。これを全面的に活かすことができれば、かなり合格は近くなります。英語の不安もあろうかとは思いますが、しっかり準備期間を取り、それでも苦手意識が払拭できなければ辞書を引けばなんとかなる状態を作ることに専念し、辞書使用可の大学院にターゲットを絞るという方法もあります。ですから、英語は実はあまり気にしなくても何とかなるケースの方が多いのです。また臨床心理士指定大学院の場合、立命館大学や京都文教大学は英語を外して受験することもできます。
また、英語に限ったことではないのですが、私たち塾や予備校業界の良くない部分があります。それは「効率がよい」ということが「最小労力」に置き換えられていることです。しかし、どんな学習でもそうですが、労力なくして身に付くことはありません。よく英会話教材で聞き流すだけでいいというものがありますが、聞き流すだけでは身に付くことはまずありません。社会人の方々が新しい目標に向かって学ぶときに、まず意識すべきことは、受験勉強については過去のことは一度置いて、新しい方法を獲得するために労力をおしまないことです。改めて労力をかけることができれば、学力は確実に身に付きます。とりわけ英語はこの新しい方法の獲得こそが重要なのです。そのためには、やはりそれなりに強いモチベーションが必要です。最も大事なのはこの動機付けの部分です。なぜ臨床心理士になろうと思ったのか。なぜ臨床心理士でなければならないのか。この点の確定は重要です。また資格を得てからどうしたいかも考えておきたいところです。社会人の方の場合、学力よりもまずこのような動機付けと決意と、一歩踏み出す勇気が優先されると言えるのです。道はそこから開けます。
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