京都学園大学工学部設置構想に思う
知の巨人という言葉があります。
具体的に誰を指すかについて
すべて知っているわけではありませんが、
単なる博識とは違うことは間違いありません。
自分で言うのもなんですが、私とてこの仕事を
している以上は無知であっては困るので、
それなりに知識を得てきたつもりですが、
たまに、知の巨人を見て、自分の小ささを
感じようと思う時があります。
ということで、とある知の巨人の先生の
定年退職に伴う最終講義を見てきました。
近年、大学の先生は、「最終講義」を本にする人が
いますが、この先生はそういうタイプではないと
思いますので、後から読むということはできない
でしょうから、聞き逃すと二度はないと思い、
時間を作って駆け込みました。
そして講義なのですが、現時点の私では評価自体が
難しいものでした。料理レポーターが「おいしい!」
だけコメントすると二度と使ってもらえないような
ものです。とにかく「深い」としか言いようがないくらい
深い話でした。単なる博学はいろいろ知っていても
浅いのです。知の巨人とはもちろん何でも知っています。
そして専門分野のカテゴリーの枠が大きいのです。
(この言い回しわかってもらえないかもしれません)
そして専門分野外の知識も豊富であり、総合的見地から
自分の仮説を持っています。
(もちろん誰も逆らえません)
このような知の巨人はおそらく誰でもがなれるのでは
ないと思います。もしかすると資質が必要なのかも
しれません。
と、このようにうまく表現できないのですが、
駆け出しのころは、このような講義を見ても
何もわかりませんでした。少しずつわかるようになると
次は絶望的になりました。一生かかっても無理といった
思いにかられることもありました。次にいつか絶対
自分もそうなりたいと思うようになりました。
今はというと、うまく言えないのですが、上記のどれでも
ありません。このような自分自身の感慨を振り返ると
まだなんとか成長できているのかなと思える部分もあります。
そして、まだ何も諦めていないことを確認できます。
その意味で知の巨人から刺激をもらうことは私にとって
モチベーションにもなり、反省にもなり、成長にもなるという
非常に有益な時間です。
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