セカンドキャリアとしての臨床心理士
私は光華女子大学に行くにあたり、スタッフとも相談して
かなり多くの質問項目を用意していきました。
まず伺ったのは光華女子大学が臨床心理士指定大学院として
力を入れている点についてです。
お答えいただいたのは、人間科学研究科、臨床心理コース石附敦先生、
長田陽一先生、石谷みつる先生の三名の先生方でした。
三人も出ていただいてちょっと恐縮しました。お忙しい中
ありがとうございました。
まず私が質問したことは
「光華女子大が最も自慢できるところ」
と少し漠然とした質問から入りました。
以下は、敢えてどの先生のご回答かは控えます。
一番最初に答えていただいたのは、
「一人の生徒に時間と手と目をかけている」
ということでした。
この質問について先生方の話を伺っている際に、
印象的だったのは、先生同士の会話の中で、生徒が
出てくるときは、すべて個人名です。そして誰がどのような
研究をしているか、どのような技法を学んでいるかを
把握しておられました。
私としてはこれはすごいことだと思いました。
なかなかそこまで生徒一人ひとりを把握している大学は
少ないのではないかと思います。
さらに光華女子大が自慢できる点として、先生方が
述べてくださったのは、ケース数の多さです。
このケース数というのは、大学によってかなり格差がある
と言ってよいでしょう。私の知っている事例では、
一人もケースをこなさないまま、大学院を修了したという
こともあります。それは大変困ったことです。
それからすると光華女子大は、ケースが5から6件を
こなすことができるとのことでした。これは学生にとっては
十分な修練を積むことのできる環境と言えるでしょう。
そして、スーパーヴァイザーを外部に委託しており、内部の
先生よりもより客観的な目で見てもらえるということでした。
このように様々な「目」に見られることを重視して
おられることがよく伝わってきました。
このように多くの人からの指摘をうけることは、実際に
臨床心理士になってからは、極めて少なくなるそうです。
そうすると、自分だけのアプローチや技法に偏ってしまい
がちになるとのことでした。少なくとも院生のうちは
良い教育を提供したいという一念で、今の教育システムが
できあがったのだと思います。
以上を光華女子大の自慢できることとして教えていただきました。
私が考える光華女子大の良い点は、伺ったことと重なる点も
ありますが、少人数の利点を十分に活かしている点です。
人数が少なければ教育が行き届く可能性は十分にあります。
その上で良い臨床心理士に育てようという強い意思が伝わってきました。
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