人のやる気と原動力 ~先延ばし癖は人の習性~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

何か行動を起こす際に
なかなかやる気が出ない、面倒だ、億劫だという方もいると思いますが
やらなければと思っていても行動に移せないのはなぜでしょうか?

実はポイントとしては
この、“やらなければいけないと思っている”という点です。

やらなければいけないことはわかっているけれど
どうしてそれをやらなければいけないのか
理由(根拠)が明確ではないからなかなか行動に移せないんですね。

なぜそれをしなければいけないのか?
それは今しなければならないのか?といったように
理由が明確な場合、人は行動に移しやすくなるわけですが
何となく、いつかしなければならないからといったように
理由が明確ではなく曖昧だとなかなか行動に移せないんです。
(移しにくい)

そしてお子さんの勉強や宿題も
なかなかやろうとしない代表例かと思いますが
これもなぜ勉強や宿題をやらなければいけないのか?
やる必要があるのか?といったように
明確な理由がわからないからなんですね。

将来のためとかやらなければいけないものだからとか
やってもらうための理由は様々挙げられても
勉強や宿題の必要性といった明確な理由や答えにはなりません。

だからこそ説得力もなければ
子どもはなかなか行動に移そうとしないんですね。

もし勉強や宿題の必要性を感じれば
誰に言われなくても自分で考えて自発的に取り組むでしょう。

それは大人が社会生活上で行動に移すのでも同じです。

先延ばし癖も
理由が明確ではないことが原動力に繋がらないので
どうしても先延ばししてしまうわけですが
これはもはや人の習性となっています。

だからこそなぜそれをしなければならないのか?
それがわかれば(明確になれば)計画的に考えて行動に移せますし
この明確な理由がわかることで人の原動力につながるんですね。

ただ明確な理由が明らかになったところで
直ちに行動につながるかというとそうではなく
ここが明らかになることで行動に移すための原動力に繋がり
行動に結びつきやすくなるということです。

何のために?と理由が明確でないことが
やる気に繋がらずに人の行動を制限してしまいますから
まずは理由を明確にし、人の原動力を呼び起こしてみてください。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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