大阪都構想の住民投票率が66.83%だった事について、そこから見えて来る人間心理
日本でライドシェアが始まりましたが
二種免許を持たない、いわゆる一般ドライバーが
タクシーのようにお客を乗せて運送し、運賃を得るサービスです。
ライドシェアという言葉のイメージから
ヒッチハイクのような感覚や気軽にタクシーを拾えるような印象がありますが
実際は配車を要請して車を手配してもらう必要があり
ヒッチハイクのような「ついで乗り(ついでに乗せてもらう)」の気軽さはありません。
ライドシェアについては様々なメディアで課題などが言われてますので
このコラムでは今後起こり得るトラブルについて考えていきたいと思います。
私が懸念しているのが
一昔前にタクシーでも問題になっていた
ドライバーへの暴言・暴力行為です。
現在タクシー業界では防護シールドを設けるなど対策が取られていますが
一般車両(自家用車)において内装を変えてまで(乗務仕様にしてまで)
なかなか対策を取るのは現実的ではないでしょう。
もしそこまでの対策や導入を検討するなら
単に二種免許の必要がない現行のタクシーと同じですし
ライドシェアの趣旨や理念から外れ
新ジャンルの旅客業として定着するかもしれません。
しかしそうなると二種免許の意義がなくなってしまうでしょう。
二種免許を所持してるほうが
一般ドライバー(普通免許所持者)よりも運送上の安全性の高さであったり
その分(対価として)の割増運賃ということくらいしか価値がなくなってしまいます。
では一体何のための二種免許なのかということになってしまいますので
タクシー業務とライドシェアとの住み分けが必要ではないでしょうか。
そして私が懸念しているように
自家用車であってもドライバーの安全の確保と
トラブルに対しての法整備も早急に必要です。
何か事件や問題になってからでは世論が炎上するだけですので
カスハラ対策を画策しつつ
ライドシェア(ヒッチハイクのような気軽さ)と
タクシー(二種免許であること)との住み分けをもう少し進めていただきたいものです。