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どうしてこんなに心が苦しいのか?心がしんどい理由 ~理想と現実。わかっているだけに変えられない現実とどう向き合うか~

心というのはね
頭でわかっていてもしんどいのです。

だって頭でわかっててもその通りに思うようにいかないからこそ
頭でわかってる現実とそのようにできない心の葛藤が生まれ
それで苦しいんじゃないですか?

それが心なんです。

頭でわかってるように思うようにいくなら
誰も何も苦労はしませんよ。
しんどくなんてありませんよ。

心は理屈じゃない。
だから苦しい、しんどい。

頭で考えていることが(理屈)思うようにいってるなら
最初から悩みにもなりませんししんどいなんて感じません。

では何が心を苦しめているのか?

人は誰しも理想と現実というものがあり
自分がこう思っている、こう考えているという理想があり
相手がそのようにならない、してくれない。
あるいは自分がこうしたいと思っているのに
諸事情によりなかなか思うように進行できない(取り組めない)といった現実があります。

理想通りにはいかない現実があるということは
頭ではわかっていてもどうしても理想を追い求めてしまいます。

そして頭でわかっているだけに変えられない(思うようにいかない)現実に対して
理想と現実の間で心がしんどくなってしまうのではないでしょうか?

人はどうしても理想にばかり気を取られ(追い求め)
そのようにいかないとわかっていても何とか理想に近づけたいと
頑張って現実を変えようとしてもがき苦しみ続けるのです。

何が原因でしんどいのか。
自分でも頭の中ではその理由はわかってるはずです。
わかってるなら変えられるようなものですが現実には変わらない。

ではどうしてわかってるのに変えられないのか?
どうして今までと同じようになってしまうのか?

それは人それぞれ、自分の中にこうなりたい、こうしたいと思う理想があるからです。
そして人それぞれに違う理想同士が現実という場で衝突し、混じり合っているからです。

そのようにならない、そのようにできないと頭でわかっているなら
理想は理想として一旦心の中に留め置き
理想の混じり合う“【現実】はどうなっているのか?”に目を向けてみてください。

まず現実の中にあるのは
自分だけでなく相手の理想。
つまり相手の存在があるということを忘れてはなりません。

この相手の存在があるということをしっかりと認識し
自分の思いや理想のみに固執しないで
相手のことを(存在を)尊重することがまず重要なポイントではないかと私は思います。

(尊重=尊敬すること、ではない)

まず相手のことを尊重した上で
そこに自分の理想を照らし合わせてみること。
少し心を重ね合わせてみること。

相手を自分の理想に染めようとしても
そのようにならない現実があなたの心を苦しめるのではないかと
皆様の心の苦しみ、しんどさが私は心配です。

心配とは心を配ると書きます。

私の心を少しでも皆さんが感じ取っていただき
受け止めていただき
心の負担軽減と考える材料の足しにしてみてくださいね。

私の理想が皆様への押し付けにならないように
私の心を少しだけ重ね合わせていただくことをお許しください。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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