弱者は守ってあげてはいけない ~弱者がいつまでも弱者のままであることが問題~

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

弱者というのは守らなければならない存在である。
そうお考えの方も多いと思います。

もちろんそのとおりですが
守るといえば保護することだとお考えではないでしょうか?
自分が身を持って(盾になって)守ってあげる、保護してあげること。

弱者を守るだなんて立派な心がけですが
守るということを保護することだと決めつけてはいけません。

守るとは保護することの他に
弱者である本人に強くなってもらうことでもあるんですね。
自分で自分の身を守れるようになってもらうこと。

弱者だからといって弱者のままでいるのではなく
本人に強くなってもらうことでその人を守ることにもつながるわけです。

弱者がいつまでも弱いままでいることは
何事においても全て誰かに守ってもらわなければなりませんし
自分のこと(問題)であっても他力本願の人任せになってしまいます。

そうして誰かに守られているうちは
その人自身の成長を妨げることにもなってしまうんですね。

常に誰かに守られているわけですから成長する余地がありませんもの。
困ったときはいつも誰かが助けてくれる、守ってくれる。
そんな生き方になってしまいます。

つまり弱い者だからといって何でも保護するばかりでは
本当の意味でその人を守ることにはならないんですね。
いつまでも弱者のままで常に誰かに保護されていないと
自分の力だけでは生きられなくなってしまいます。

もちろん人は助け合いの生き物ですから
協力したり頼りにしたり、人と人とが支え合うことは必要ですが
守るということを勘違いして、本人の成長を妨げることになってはいけません。

ですから弱者を守ると言っても保護してあげることだと考えずに
本人に強くなってもらうように支援(サポート)することだと認識を改めましょう。

当ルームも自分の力で問題解決していけるように
(自分のことは自分で守れるように)
メンタル強化のサポートをさせていただきます。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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