ウイルスはどうやって私たちの体内に侵入するのか? ~感染経路は自分自身の手で運んでいた~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:時事・世事世相・所感・雑感

新型コロナが蔓延し始め、パンデミックになる初期の頃に
目からの感染が言われていたことを憶えてますでしょうか?

新型コロナウイルスに限らず、他のどの感染症にしても
やはり目からは非常に感染しやすいんですね。

例えば新型コロナが報告される前からそうですし
特に小さい子供の行動を見ればわかりますように
あちこち汚いところを触った手でそのまま目を掻いたりしますよね。

するとバイ菌や細菌の類が悪さをしてそこから感染してしまうんです。
それでよく目を腫らしたりアレルギー反応を起こして
小児科にかかるなんてことはよくあると思います。

これは成人した大人でもそうですが
小さい子供のように汚いところを触らなくても
例えば自分の身体でかゆいところをあちこち掻いた手でそのまま目を擦ることがあると思いますが
その時にわざわざ手を洗ってから目を掻きませんよね。

すると皮膚や汗の中に含まれたカビやウイルスなどの病原体が
そのまま手に付着した状態で目を擦ることによって感染症を引き起こしてしまうのです。

それで小さい子と同じくアレルギー反応を起こしてしまう人も多いかと思いますが
このように目からの感染は様々な感染症に非常にかかりやすいんですね。
自分では気をつけてるようでも無意識に病原体を体の中に擦り込んでいるのです。

ただだからといってあまりに潔癖症なのは問題があると思いますが
(そこまで神経質になる必要はありませんが)
あまりに不衛生であるというのもまた大きな問題ですし
自分では気をつけていると思っていても完璧ではないということを忘れないでください。

自分の身体にも菌は付着して(感染源の種類に関わらず)
それを自分自身の手で無意識に運んでしまっているということをお忘れなく。

口なら閉じていれば良いですし、鼻孔ならマスクをしていればある程度防げますが
目は体の中で最もむき出しの臓器ですから非常に感染しやすいのです。
(食物摂取による感染とは別で、目はむき出し状態であるがゆえに直接体内に侵入しやすい)

鼻をほじることでも感染の危険はありますが
やはり感染のしやすさで言えば目のほうが危ないということですね。

これらのことから特に注意していただきたいのが
なるべく(出来るなら一切)目を擦らないようにしてください。
目には触らないようにすること。

それでもどうしても目を掻いてしまいますし
特に小さなお子さんなんかはよく掻いてしまいますから
もし掻いていたとしても怒ってやめさせようとするのは避けましょう。
(掻いたからといって怒らない、怒鳴り散らさない。そこまでムキになる必要はありません)

菌にも他の菌に対抗して、私たちの身体を守ってくれる有益な菌も存在しますので
それらを全て消毒殺菌してしまう(無菌状態にしてしまう)ということは
かえって危険に晒すことになってしまうので必要以上に潔癖にならなくて良いということです。

ですのでただ少し意識して気をつける程度で構いませんので
目からは他の箇所よりウイルスなどに感染しやすいんだということを憶えておいて
あまり神経質にならない程度に注意してくださいね。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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