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日本の曖昧文化と人間関係においての曖昧さ ~「オフィスカジュアル」は相手に失礼?~

2020年2月18日 公開 / 2020年2月20日更新

テーマ:仕事・生活・ビジネス

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

「オフィスカジュアル」なんて言葉を耳にしたんですけど
何ですかオフィスカジュアルって?

正装と言いますか、ビジネススーツではなく、かといってカジュアルすぎない
よくわからない基準のコーディネートのようですが
いかにも曖昧好き(曖昧文化)の日本人らしい発想だと思います。

そもそもどこから派生した言葉なのかわかりませんが
こういった曖昧さというのは発達障害や自閉症の人にとっては悩み(頭痛)のタネでしかなく
苦しみの元凶にしかならないんですね。

発達障害の人じゃなくても
一般の人でもわかりにくいのではないでしょうか?

スーツでもなく普段着でもないとなると
一体どういう服装が良いのでしょうか?
迷いに迷ってしまいますよね。

特にオフィスカジュアルではジーンズはNGとされていますが
ジーンズもベストジーニストと言われる賞がありますように
正装としては不適切なシーンはあるにしても
かなり広い分野でフォーマルにも対応できる(着こなせる)ものだと思うんですね。
(もちろん派手なものでなければ)

それなのになぜオフィスカジュアルとしてはNGなのでしょうか?

では具体的にこのような格好でお願いしますと
最初から提示したほうが相手にとって親切なんですね。
人に何かを曖昧に伝えるというのは不親切なんです。

曖昧さやイメージに幅があるようなことを相手に伝える(指示する)ような場合は
例えばオフィスカジュアルの場合でしたらジーンズでもOKとしなければなりません。
でなければオフィスカジュアルなんて体の良い言い回しをしといて
自分はそれで良いかもしれませんが相手には失礼ですよ。
なぜそんなことでわざわざ悩みのタネを作り出すのでしょうか?

もしくはスーツで、あるいは部屋着でなければどんな服装でもOKなど
具体的に指定するべきなんですね。
曖昧に伝えるなら相手がどんな服装で来てしまっても容認しなければなりません。

それは曖昧に伝えた側の自己責任です。

ケースによっては曖昧なままの方が利点が多いこともありますが
相手にとって失礼かどうか、悩みのタネを作ることになるかどうかという観点からすれば
曖昧というのは責任の押し付けでしかないんですね。(プレッシャーを与える)

このように日本の曖昧文化というのもケースによって使い分ける必要があり
これから考えていかなければならない課題でもあると考えています。

それこそ多種多様な個性が尊重される時代であり、世の中なんですから
自分は曖昧に伝えといて選択・対応を相手任せにするなら
どのような反応が返ってきても全て受け入れなければならないと思います。

曖昧、適当。
これらは人との関わりにおいては適切でないと私は考えますが
皆様はどのようにお考えでしょうか?

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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