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コラム
消費による景気対策を改めるべきではないか ~消費行動とは即ち破壊行動でもある~
2020年1月30日
景気というものは良いほうが良いに決まってると思われますが
果たして本当にそう言い切れるのでしょうか?
景気の良さを計る目安として挙げられるのは
経済効果や消費(消費行動)だと思いますが
中でも消費についてはどうでしょう。
確かに消費行動は景気の良さに最も結びつくものではあるのですが
景気の良さや人間社会のシステムから切り離して考えてみますと
何かを消費することが果たして良かれと言えるのか疑問が出てきます。
例えば石炭や石油エネルギーなど
遠慮なく消費すればするほど業界や経済は活性化し
即ち景気の良さにも結びつくわけですが
それは同時に環境破壊を加速させることにも結びつくわけですよね。
食品ロスの問題なんかでもそうです。
大量に消費することで売上に結びつくなど経済効果は期待できますが
食品を大量に消費することや廃棄してしまうことによって
景気以外の面ではどのような影響があるでしょうか?
他の事例でも考えられますが
消費消費と言って何でも消費することだけが
私たち自身にとっても必ずしも恩恵ばかりではないということですね。
もちろん人間社会にとっては景気が良いに越したことはないと思います。
しかしそれで景気は良くなるとは言え
消費もバランスが崩壊すればそれは自らの身を滅ぼすことにもつながるんですね。
つまり私たち自らの行いによって景気の悪化を招いてしまうわけです。
自らの首を絞める結果へとつながってしまいます。
どうしたら景気が良くなるかと消費行動を促す(煽る)よりも
もっと他の景気対策を考えていかねばならないのではないでしょうか?
私たちに出来る景気対策とは他にどういうことがあるのか。
例えばリサイクルやリユースなんかも一つの方策だと思いますが
要は循環社会(経済の好循環)こそ私たちがこれから取り組むべき道なのかもしれません。
それは消費をしないこと(滅びへの道を歩まないこと)にもつながるのですから。
他にも体験型のサービスや福祉事業などサポートサービスを展開するなど
消費すること以外にもいくらでも事業展開の方法は考えられると思いますし
今現在販売などの消費がメインの事業を営んでいる企業や業者様においても
アイデア次第で業界の垣根を超えた、消費すること以外でのサービスも展開できると思います。
もちろんこれらの方法だけが全てではなく
まだまだ他に好景気を生む方策はあると思いますが
消費によって景気を良くしようとするような考えを改めて
私たち一人ひとりに出来る取り組みやその活動の影響のことを考えながら
この地球や生かされていることへの感謝につなげていきたいものですね。
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