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どうして我が子を虐待してしまうのか? ~虐待する親の心理(無意識の中)にあるもの~

2019年11月25日

テーマ:教育・子育て

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

我が子を否定するということは、自分自身を否定するのと同じです。

男性(精子提供者)の場合はあまり実感がないかもしれませんが
特に女性(母体)は自分の体から産まれた、いわば分身のようなものですから
その存在を否定するということは自分自身を否定することになるんですね。

女性は自分自身を教育している(育てている)ようなものです。
だからこそつい厳しく接して(子育てして)しまうのではないでしょうか?

なかなかその子の人格を一人の人格として認められないんですね。

自分自身のはずなのになかなか言うことを聞いてくれない。
自分の思うようにならない。

しかし我が子は自分とは違う別の人格です。

ここを認められなければ(受け入れられなければ)
自分自身も辛いはずですし、その子自身も辛いはずです。

自分も子供も、どちらも否定してしまうことになるのですから。

自分を否定しないということは我が子を否定しないことと同じですし
我が子を否定せず受け入れるということは、自分自身を受け入れることと同じです。

かわいい我が子を愛せないということは
自分自身を愛せないのと同じなのです。

子育てにおいて我が子に厳しく接してしまっている方は
もしかすると自分を受け入れられず、無意識に否定してしまっているのかも知れません。
自分を受け入れられてないから自分の分身でもある子供にもキツく当たってしまう。

昨今は親の虐待が社会問題になってますが
我が子を虐待してしまう親はみな同様なのではないでしょうか?

皆自分自身のことを受け入れられてない。
だから子供にも虐待してしまう。
これは母親だけでなく父親も同様です。

まず自分自身を受け入れられていないこと。

つまり自己否定(自己肯定感の低さ)こそが
虐待を生んでしまう一つの要因なのかもしれませんね。

皆さんは我が子のありのままを認められますか?
受け入れられますか?

もし受け入れられないのでしたら
もしかすると自分自身を否定(自己否定)してしまっているのかもしれませんので
子供を注意する前に(手を上げてしまう前に)、自分自身に向き合ってみてはいかがでしょうか?

当ルームでは子供に何か問題があるからと子供だけを問題視して解決の対象にするのではなく
親自身を含めたご家族の全体像から
家族問題改善のお手伝いをさせていただきます。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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