人間関係が上手くいくコツは、相手を知り過ぎない事
仕事や教育現場など、世間では「褒める」ことの効用や大事さが言われていますが
もちろん必要なことだと思います。
企業や学校、ご家庭でも、ぜひ取り入れて実践していただきたいものです。
ただ一つ言えるのは
やはり褒めてばかりいるのではなく
時に「叱咤激励」も必要であるということ。
時と場合、相手との関係や状況によっても違いますが
人は厳しくされてこそ
何クソという根性で成長していくことができるのです。
ただ単に褒めてばかりいるのでは
世の中の厳しさを知ることはできません。
生きるとは厳しい世界を生き抜いていく
生存競争そのものなのですから
融和な環境の中だけで育ったものが、どうしてこの世界を(人生を)生き抜いていけるでしょうか。
私は融和(いわゆる平和ボケ)や褒めることを否定しているのではありませんが
温々した環境の中だけで育っても
反発心や反抗心がなければ、人は成長していけないと思うんですね。
今に見ていろと相手を見返してやるような精神も
時には必要だということです。
それは決して人(相手)を憎むことではありません。
自分の人間的な成長につながるような
精神的な成長のことです。
何でも、何をしても許されることばかりではなく
やはり厳しく言ってくれる人がいるからこそ
社会のマナーが身に付いたり自己成長につながるのではないでしょうか。
他人からの批判を恐れない。
むしろ相手の言葉を受け止め、自己成長につなげる。
褒めることが盛んに言われる世の中にあって
時に厳しさも必要であることを、私たちは忘れないようにしたいものです。