
コラム
あおり運転から学ぶ、人間心理と被害対策 ~あおり運転を責めるだけでは被害はなくならない~
2018年12月7日
依然としてあおり運転が社会問題になってますけども
確かにあおり運転なんて言語道断もってのほか。
そんな危険な運転は絶対にしてはいけません。
それくらい人に言われなくてもわかってるでしょう。
ただ少し考えてみたのですが
皆さんも少し考えてみてください。
あくまであおり運転に非があることを前提としてのことですが
あおり運転ってしたくてするものなのでしょうか?
何か頭にくるような刺激や発端があったから、行為に及ぶのではないでしょうか?
人は車を運転していて、何もないのにいきなりあおり運転(妨害行為)をしてやろうと思いますか?
些細なことでも何でも、何かキッカケがあったから行為に及ぶのではないでしょうか?
つまり、あおり運転をした側ばかりが悪のように扱われますが
それは結果論であって(行為の絶対的な非)
被害者の側も何らかの刺激行為があったのではないかということです。
このように言うと加害者擁護のように聞こえるかもしれませんが
私は全くそんなつもりはありません。
理由のいかんにかかわらず、あおり運転をしてしまえばした時点でした側の罪です。
ただ言いたいのは、人は何かキッカケさえあれば
誰しもあおり運転のような危険行為に及んでしまうということ。
たまたま被害者だったか加害者だったかなだけで
ニュースで見て批判している私たちも、決して他人事ではないんですね。
いつ自分も加害者の立場になってしまうかわかりません。
もちろんそんなことは絶対にいけませんが
自分は何気なく走行しているつもりでも
その行為が他人の感情を刺激してしまうような行為ではないかということを
常に心がけて気をつけなければいけないのではないかということです。
自分が歩行者の場合でもそうですが
あまりに我が物顔で道路を横行していると
予期せぬ事態に巻き込まれてしまうことを
今一度改めて考えていかなければなりません。
あおり運転が悪者だと決めつけて済ますのは簡単ですが
他人事のように加害者を一方的に責めるばかりではなく
どうしたらあおり運転にならないようにお互いが気をつけられるのか
自らも肝に銘じてこのような事例から学んでいきたいものです。
“心理学でエンターテイメントを提供する”
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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