日本人人質殺害事件で後藤さんの想いに応える ~感覚がない人間ほど恐ろしいものはない~
沖縄の米軍基地移設に辺野古の埋め立てなど
現地が抱える問題(現地の人が直面する問題)は世界各国に存在します。
この沖縄の問題にしても
政府は現地の人の声を聞き入れようとせず
何とか計画を押し進めようとするばかりで
沖縄の人がどれだけ声を上げようと、どれだけ訴えかけようと
全く理解を示そうという気はありません。
つまり話し合いという席は設けても、聞く耳は持ってないわけです。
(形だけの話し合い)
このように現地の人の声を無視した強硬策というのは
言い換えれば「植民地支配(植民地化)」と変わらないのではないでしょうか?
同じ国内のことであっても
これまでの歴史を振り返ってみても
そこに住む人の声を聞き入れない強硬策というのは支配でしかありません。
やはり昔からその土地に住み、生きる人は
その土地の管理者なのではないでしょうか?
いわばその土地を代々守り続けている人たちなのです。
それを政治や政策の介入によって伝統と暮らしを歪められる事態が
つまりよそ者による支配があってはならないのです。
同じ国内、その国の政府であってもです。
(その土地の人ではない限り、国は同じでも他の土地の人は皆よそ者)
古くからその土地(地域)に住む人たちの声こそまず尊重すべきで
突然よそ者がやってきて自分たちの提言を受け入れろだなんて
こんなやり方は歴史的に見ても植民地化でしかありません。(概念は違えど実質変わらない)
沖縄に限った話ではなく、今世界中で行われている紛争や内戦など
その土地の人ではないよそ者(同国内・地域国家問わず)による正義の押し売りとは
果たしてどういう行為であるのかを一人ひとりが自分の身近な問題として考えていただきたいのです。
それでもみなさんは自分が住んでいる地域に原発、あるいは核燃料処分場、埋立地等
政策上の事情だからと快く受け入れられますか?
このご時世、幼稚園や保育園の建設でも子供の声がうるさいと迷惑がられる時代なのに
刑務所や養護学校(施設)、ゴミの焼却施設や葬儀場でも建設に反対で拒むのではないでしょうか?
ましてや米軍基地が近くにできたら待ってましたと喜んで歓迎できますか?
その土地の抱える問題とはそれぞれ対象や規模が違うだけで、問題の本質は何も変わりません。
何が正しいとかどうした方が良いとかそういう問題ではなく(そういうことが言いたいのではなく)
私はただそのことをわかっていただきたいだけなのです。
そこから自分とは関係ないと思わないで
より深く考えていくことが必要ではないでしょうか?
賛否や批判ではなく、これから始めなければならないのは話し合いの場と機会は然り
真の問題解決に向けた考察だと思います。