人は自分の心理にはあらがえない。だったら心理学を上手く利用してやればいい
近年は特殊詐欺事件による被害が急増し、その手口も年々巧妙化しています。
その被害規模や被害金額はかなりの額と件数に及び
これだけ騒がれて注意喚起や対策が行われているにも関わらず
一向に沈静化する様子はありません。
詐欺事件の内容はと言いますと、被害者本人が直接銀行に振り込むものから
業者を装った詐欺グループが自宅訪問時に取り立てるものまで様々で
どれも日常生活に密着している分、なかなか被害に気づきにくいというのが特徴です。
インターネット(アダルトサイトやSNS)を介して被害に遭うケースも多く
いずれも個人情報から調べ上げられて狙われるというのがほとんどだと言えるでしょう。
詐欺被害に遭わないための対策としてまずは
電話(着信時)は全て疑わしいものと常に念頭に置いて対応する事が重要です。
例え家族や公共機関からの電話であったとしても
それが本当に本人からの電話であったとしてもその内容に関わらず
とりあえずいかなる電話も電話でのやり取りは簡単な用件や連絡事項だけに留めておき
終始疑って信用しない事です。
相手が直接本人か公的機関の相手でも同じように対応していきましょう。
電話はもちろん、メールやチャットでも同様で
取引やお金のやり取りが発生するような内容は取り合わないようにしてください。
また、自分の意思だけで動いてもいけません。
必ずご家族など生計を共にするような信頼出来る人と、直接会って相談した上で動くようにしてください。
少しでも疑わしいような場合は消費者センターなどに問い合わせてから行動するのも良いですね。
もちろん直接会ってからやご家族と協議した上でも詐欺被害に遭う場合もありますが
どんなに信頼出来る情報や相手であったとしても
金銭問題が発生するような場合はまず疑ってかかる事。
そして電話は全て信用せず、着信があったらまず怪しいものだと認識し
いかなる状況であっても決してその場では個人情報は教えないように対応すれば
少なくとも被害が拡大するのを抑えられるかもしれません。
世知辛い世の中ではありますが、騙されても仕方ないと諦めずに
もし騙されたとしても後で必ず被害を相談・報告するようにしてくださいね。
泣き寝入りせず、何にでも気を強く持って対応するようにしていきましょう。