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コラム

セクハラの問題点は侮辱行為にある

有名人が過去にセクハラを受けていたと次々に公表して騒ぎになっていますが
セクハラは私たちの身近な環境だけに留まらず、今や世界的にも大きな社会問題になっています。

何がセクハラになるのかは昔から議論が続いてますが
裁判沙汰になった場合でも双方の主張の違いから論点や論評が割れるところで
何が真実でどういう状況で起こったのか、実態がなかなか掴めないのが現実のようです。

セクハラは受けた側がセクハラだと感じた時点(不快に感じた時点)で
その行為がセクハラになると言われていますが
本人が本当にセクハラをするつもりがない場合もありますので
一方的に相手を責めるだけではこの問題はいつまでも解決しないでしょう。

セクハラを受けた側もその時すぐに対応すれば良いように思いますが
やはりセクハラを受けていても認めたくないですし、揉め事にもしたくないですし
なかなか声を上げる事が難しいのではないでしょうか。

そもそもセクハラの何が問題なのかというと
私は人を“モノ扱い”している点にあると思うんですね。

相手の人権や人格を尊重せず(無視して)、まるでモノみたいに軽く扱われる事に対して
触られた(または卑猥な言葉を聞かされた)という以前に
不快感や軽蔑の感情が湧いて来るのかもしれません。

同じ触れるにしても、本当に悪気はなくたまたま当たった(ぶつかった)だけだとしても
人はいちいちそれ(接触)を全部セクハラだとは思いません。

つまりは相手の軽率な行動や扱い方が心なく
ただモノのように扱われて辱めを受ける事が屈辱であり
侮辱されたと感じて心に傷を負うのではないでしょうか。

セクハラはいじめ問題のシカトと同じように
人を孤立させて精神的に追い込む卑劣な行為であり
社会全体で解決に向けて取り組まなければならない、心に大きな傷を与える深い問題です。

自分はその気はなくても常に自分の言動を振り返り
相手に対する敬意と尊重の心を忘れてはならないと思います。

セクハラ問題の解決に向けて、共に取り組んでいきましょう。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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