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言葉より重い、セクハラという人権侵害 ~自分にとっての楽しさは相手にとっての楽しさではない~

2017年7月17日

テーマ:人間関係・コミュニケーション

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

セクハラと言えば言葉は簡単ですけど、その内実は重大な“人権侵害”です。

例えばセクハラのつもりはなくても、下ネタや人が不愉快になるような言葉を
本人は何の悪気もなく軽い気持ちで言ってたとしても
嫌な言葉や聞きたくない言葉を聞かされる方にとっては、人を物扱いして人を人として見てないわけですから
人権を侵害されてるのと同じなんですね。

自分がそれを言ってて気が良くなってるだけで、それを聞かされる者にとっては不愉快でしかありません。

だからセクハラとは簡単に言いますが、セクハラは単なる嫌がらせや嫌な気分になる行為に留まらず
人権侵害の悪質な迷惑行為である事を認識して改める必要があります。

事が深刻だと、それこそストーカーやDVの犯罪行為として扱ってもいいでしょう。

言ってる方は楽しくても聞かされてる方は楽しくない。(むしろ不愉快)
こんな事が普通に社会で蔓延していて、セクハラという言葉自体も笑いのネタで済まされ
何も言えずにしんどい思いをしてる人がたくさん居るはずです。

考えてみれば、相手を尊重していれば、どんな言葉でもそう簡単に軽はずみに発しないのではないでしょうか?

相手の事を思い、考え、理解し、そうしてコミュニケーションや人間関係を築いていかなければ
自分が言いたいから言いたい時に言いたい事を言うでは
これは何も相手の事を尊重してないのと同じです。

そしてその言動がいわゆるセクハラ行為であるなら
それは単にセクハラですよで済ますような事柄や事態ではなく
深刻な人権侵害である事を一人ひとりが考えていくべきではないでしょうか。

笑いのネタにも出来ないのかと言われればそれまでしかありません。

しかし笑いのネタにしてはいけないと言ってるのではなく
自分の事ばかりではなくまず相手の事を考えた上で(見極めた上で)慎重に言葉を発すれば
冗談としての言葉でも言葉を選んで発言出来るはずです。

そしてそういう言葉はきっとセクハラとはならないでしょう。

もしそれが出来なければ誰にでも軽はずみに言葉をかけない事です。

自分の言葉の程度(価値基準)で相手と接するのではなく
自分は少し控えてまず相手を立てる(尊重する)ところから良好な人間関係を築いていきたいものですね。

セクハラでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。
心理カウンセリングには守秘義務がありますので
ご相談内容の秘密は守られますよ。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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